オーバーウォッチ初心者・ヒーラー初心者の方向けに、サポートロールに属する全ヒーラーキャラの特徴と立ち回りをまとめました。
ヒーラーの主な立ち回りを学ぶことヒーラーを使うときはもちろん、タンクやアタッカー・DSPなどほかロールも役に立ちます。
各キャラごとにも細かく解説するする予定ですが、まずは全体的な概要をつかんでおきましょう。
各ヒーラーの特徴をザックリ
- マーシー:初心者でも簡単に安定した回復が可能なメインヒーラーで、全キャラ中唯一の復活アビリティ持ち。
- モイラ:範囲回復可能で回復量と回復速度、生存能力、戦闘能力と三拍子そろった強ヒーラー。
- アナ:全ヒーラー中トップクラスの回復量と回復速度を誇るが、難易度が高い。
- ブリギッテ:盾と強力な近接攻撃で肉弾戦をしながら味方を回復するサブヒーラー。
- ゼニヤッタ:回復力は低いが、火力担当もこなせるアタッカーよりのサブヒーラー。
- ルシオ:回復力はイマイチだが、範囲回復&スピードブーストによるサポートが魅力のトリッキーヒーラー。
- バティスト:範囲内の味方を不死にするアビリティを持つ&ウルトは通過した攻撃と回復の効果を倍増させる可能。
本題に入る前に今回ご紹介する6人のヒーラーの特徴をザックリと。
マーシー、モイラー、アナは体力の多いタンク系でもある程度安心して前線で戦えるだけの回復量・回復速度を持ったメインヒーラー。
ブリギッテ、ゼニヤッタ、ルシオは回復能力は少々物足りない、攻撃にも参加してガンガン攻めるタイプのサブヒーラー枠です。
ヒーラーが生存することの大事さ
まず一つ目が、キルされず長く生き続け、安定して回復し続けること。
これによって味方が安心して前線で戦えるよう主導することができます。反対にいえば、敵は最優先でヒーラーをキルしようと狙ってくるはず。
孤立せず味方に守ってもらえるよう立ちまわりつつ、襲われた場合はアビリティをうまく使って避難し生存することを意識しましょう。
特にフランカーと呼ばれるトレーサーやゲンジ、ゴリラやD.Vaなど「 ヒーラー絶対殺すマン 」が前線を無視して飛び込んでくるダイブ編成には注意。
攻撃への参加&ヒーラーの回復も忘れずに
もう一つ大事な役割が、ヒーラー自身も攻撃に参加・貢献することです。
たとえばほぼ完全に回復専門といっていいヒーラー マーシーですら、すきあらば攻撃に貢献していくべきです。
もちろん回復が一番の役割ではありますが、ヒーラーだからといって回復ばかりするのも考えもの。
直接攻撃のみならず、マーシーなら瞬間火力・総合火力の高いヒーローに火力アップをつけたり、アナであればビンを敵に投げて回復阻害をつけるなどどんどん攻撃にも参加したいところ。
特にゼニヤッタ、ルシオ、ブリギッテは回復量が少ない分、味方とともに攻撃にも参加し、ダメージをとってキルを稼ぎましょう。
以下、各ヒーラーキャラごとの
- 基本的な立ち回り方
- 攻撃面での貢献方法
- 敵に攻撃された場合の撃退 or 逃げ方と自身の回復方法
マーシーとゼニヤッタは一定時間ダメージを受けないことが条件で時間がかかります。このようにアビリティを自分のために使う必要があったり敵に攻撃をする必要があったり時間が必要だったりと、ヒーラーの自己回復にはなにかしらリスクが生じます。
回復する前にヒーラー自身がやられてしまったりアビリティを味方の回復に使えなければヒーラーとしては本末転倒。
ヒーラーが一人のときはともかく、現状では基本ヒーラーは二人以上で組むのが一般的です。ヒーラー同士仲良く回復し合うように心がけましょう。
マーシー
マーシーは戦闘能力が低く、基本的には回復専門のザ・ヒーラーです。
メインヒーラーとして味方がつくる前線の後ろに陣取り、全員の体力をこまめに回復するのが基本スタイルです。ババア結婚してくれ。
ウルト以外では一人ずつしか回復できません。
が、ただビームをつなぐだけで回復できるため安定した回復量を稼ぎやすく、やることがシンプルで初心者でも扱いやすいヒーラー。
ほかのヒーラーではなかなか回復しにくい空中のファラとの相性が非常に良い点もおすすめポイント。いわゆるファラマーシーコンビはかなり強力です(地上味方の回復も忘れずに)。
味方にファラがいる場合は、マーシーか後述のゼニヤッタかのどちらかはヒーラーに欲しいところ。
リザレクションアビリティで味方を蘇生することもできるので、事故死対策にも優秀。特に拠点を固めての防衛時には蘇生能力は非常に活きてきます。
マーシーの基本的な立ち回り
味方の作る前線の少し後ろに立ちこまめに全員の体力を回復するのがマーシーの基本的な立ち回り方。
基本的には味方を盾にしマーシー自身は死なないよう立ち回ります。
が、あまりに味方にピッタリついているとザリアのウルト グラビトンサージやメイのウルト ブリザードに巻き込まれて全滅するリスクがあるので、少し離れ気味に立ち回るのがオススメです。
ビールがつながりさえすれば回復量に変化はなく、多少離れていても大丈夫なので相手のピックによって味方との距離も変えていきましょう。
マーシーのビームを一度つないでしまえば射程外に出るまで向きや動きに関係なく外れずずっと効果があるので、マーシー自身は常にぴょんぴょんジャンプするかガーディアンエンジェルで味方の近くを移動し続け、被弾やヘッドショットによる事故死をを避けましょう。
前にハルトがいるからって突っ立っていると高台や後ろから頭に弾が飛んできて一瞬で死ぬので注意。これはマーシーに限らずほかのヒーラー、ヒーローでも同様です。
ガーディアンエンジェルはCTが1秒しかなく、基本的にほぼ無制限で使えるのでガンガン使って移動戦場を忙しく移動しまくれば、敵はマーシーを追ってこれません。
また、ガーディアンエンジェル途中でもう一度ボタンを押してキャンセルしたり、味方の場所に到着する終わり間際にジャンプすると大きく加速して飛び越えていくこともできます。
こうしたテクニックもマスターしておき、動き続けることで敵に的を絞らせず生存し続けることを意識しましょう。
特に空中の味方にファラがいる場合はガーディアンエンジェルで有用な退避場所としても活用できるので、回復するためにも自分のためにもファラの位置はよく把握しておきたいところ。
味方がキルをとられたら、敵味方・前線の位置と死んだ場所の位置など状況ををみてリザレクションするかを判断。
ただし、リザレクション中は無防備になるマーシー本人はもちろん、ほかの味方を回復できず危険にさらすので、状況によっては見捨てることも必要です。
そうして貯めたウルトで味方の全体回復 or 全体火力アップし、要所要所で敵の撃破もしくは防衛線の維持に使いましょう。割と溜まりやすい部類なので、出し惜しみせず必要と思えたらガンガン使っていきましょう。
マーシーが狙われたらまず味方と合流
マーシーは常に発動しているパッシブアビリティ「 リジェネレーション 」により被弾したあと1秒経つと自動的に毎秒20回復します。
なので、とにかく味方と一緒に行動し盾にしていればそうそうやられることはありません。
基本的に、攻撃されたら味方のいる場所へガーディアンエンジェルで退避しましょう。
逆にいえば、ガーディアンエンジェルで移動できる味方がいなくなるような孤立した立ち回りは絶対にダメです。
もし敵フランカーに裏取りやダイブで攻撃を受けたらガーディアンエンジェルで移動し、味方を巻き込んで2対1に持ち込みます。
それでもなお粘着してきてキルされる危険があれば、またほかの味方のところへガーディアンエンジェルで逃亡。
ヒーラーはチーム運用において最重要な要素。特にメインヒーラーであるマーシーがやられることは絶対に避けたいので、みな身を挺して必死に守ってくれるはずです。
ババア結婚してくれ。
ほか、マーシーの立ち回り方や使い方については下記記事も併せてどうぞ。特にガーディアンエンジェルは重要。
モイラ
モイラはメインヒーラーもこなせて敵にじわじわとダメージも与えられ、生存能力も高い、最強ヒーラー一角。
敵に攻撃もしつつ味方の回復もできるウルトは回転が速く、味方の状況に合わせてどんどん使っていきたいところ。
できることが多い分忙しいですが、それだけ強力に味方の勝利に貢献することもできる強キャラです。
モイラの立ち回り
基本的にモイラは味方集団の一歩後ろに立ち、味方を左手のバイオティックグラスプ(通称カレー粉)で回復したり敵に攻撃してちょっかいをだします。
カレー粉はリソース制(ゲージ制)です。カレー粉が品切れになったりカレー粉だけで回復が間に合わないときは、アビリティの回復バイオティックオーブ(通称金玉)も併用。
余裕があれば味方の後ろから右手の紫ビームで敵に攻撃&バイオティックオーブを攻撃用の紫玉で飛ばし、敵にダメージを与えつつウルトゲージを溜めます。
ちなみにカレー粉もモイラ自身の体力も右手の紫ビームで敵を攻撃すると回復するので、余裕があるときはどんどん攻撃すべきです。
とはいえ攻撃に夢中になって味方の回復がおろそかにならないようにしたいところ。
モイラが敵に襲われたら
モイラは攻撃がジワジワ系なので勝っていても単独でキル、どんな相手でも負けないことができるだけの性能を備えています。フェードによって逃げるもよし、普通に返り討ちにしてやるもよしです。
フェードは一瞬完全に消えて無敵になり高速移動できるアビリティで、判定も消えるためあらゆる攻撃から無敵状態になる超強力なアビリティです。
もし不意打ちを受けて大ダメージを受けたのであれば、フェードで味方のいる方や隠れられる場所に逃げる&金玉で自分を回復。
こちらにダメージがなくタイマン状況なら、紫玉と右手紫ビームで二重攻撃し逆襲。負けそうになったらフェードで逃亡といった優位な選択肢をとることが可能です。
戦う場合は相手の周りをぐるっと回るようにして右手ビームを浴びせてやりましょう。モイラが多少攻撃を受けても紫ビームである程度回復できるので、問題ありません。
キルまではとれずとも、大抵の敵はこれで撃退可能です。
アナ
アナは全ヒーラー中でもトップクラスの回復量・回復速度を誇り、スナイパーライフルを味方に当てることで回復させるちょっと変わった回復スタイルを持つヒーラーです。
ヒーラーでありながらスナイパーとして敵にダメージを与えることもでき、敵にビンをあてて回復阻害を使い、キルに寄与することも可能。
ビンを使えば前述のゼニヤッタの心頭滅却すら実質無効化できます。
トップクラスの回復量、回復速度、遠距離からを持ちながら、「 当てなければ回復しない 」ためエイム能力が求められる非常に上級者向けのヒーラー。
メインヒーラーとして活躍できますが、下手な人が使うと全然回復できずに顰蹙を買うことになります。
特にトレーサーやゲンジなど小さく動きの速い味方がいるとなかなか回復できず死なせてしまいます。
味方がタンクだらけで外しようがない状況ならともかく、初心者にはあまりオススメしません。
ウルトは一定時間味方を大きく強化するもの。ハルトなど通常時から真っ向勝負が強いヒーローか、リーパーやソルジャー76などのアタッカーのウルトに合わせる使い方が基本です。
アナの立ち回り
アナはどんなに離れていても射線さえとれれば回復が可能なので、味方の後方や高台で見方を回復しつつ、隙あらば敵に攻撃をしていくスタイル。
エイム技術が必要なのは当然としてビンの使い方が勝負を分けるため、スナイパーだからといってあまり交戦地域から離れすぎも考え物です。
ビンは味方に当てれば即時一定値回復すると同時に、一定時間回復量=回復速度を上げることができます。
味方が大きくダメージを受け回復が間に合わないときに使い、一気に回復しましょう。ビンによる回復量増加時のアナの回復速度はゲーム中でもトップクラスです。
同時にビンは敵に当てると一定ダメージを与え「 回復阻害 」状態し、一定時間一切の回復を受け付けない状態にします。
敵が回復されなくなるだけでキルをとることが一気に容易になるため攻撃に大きく寄与できます。
ただし、アナ自身が回復するためには足元にビンを投げて自分に当てるしかありません。
味方の回復に使うか敵の回復阻害に使いキルを取りに行くか、自分の回復用に使うか。
ビンのCTはそれなりに長く連発できるものではないので、状況に応じてうまく使い分ける必要があります。
アナが敵に襲われたら……
移動アビリティのないアナにとって、敵とタイマンになるのは非常に危険。なので、可能な限り味方に守ってもらうこと。
しかし現実問題として、視野を広くとるために後方や高台にいるときに襲われたらスリープダーツで敵を眠らせるしかありません。
寝かせたら逃げるもよし、味方がきてくれそうなら2:1に持ち込みキルを狙いましょう。自身の回復もかねて敵も巻き込んでビンを使い、回復阻害にするのも良しです。
ただし、スリープダーツはCTが長く、一度外したら絶望的です。その辺りも含めてアナは本当に上級者向けの難しいヒーラー。
あとは逃げながら攻撃しつつ、ビンで自身を回復しながらも敵にダメージを与え回復阻害をつける……といった具合でビンをフル活用するくらいしか生き残る方法がありません。
ビンもダーツもない状況で襲われた?あきらメロン。
ブリギッテ
ブリギッテは盾を持ちフレイルを振り回して攻撃しつつ味方の回復もできる、DPSとしてもタンクとしても通用する器用なオールマイティヒーラーでした。攻撃スタイルと回復量の少なさから、ブリギッテはゼニヤッタやルシオなどサブヒーラーらを織り交ぜた3ヒーラー体制に組み込まれることもありました。
ええ、すべて過去形です。ブリギッテの登場からしばらくは戦いがメインで回復はついで、って立ち回りが基本でしたが、2019年夏頃に回復量やバリアの耐久値などに大幅な変更が入り、いまでは「 ある程度戦えるヒーラー 」のポジションに落ち着きました。
ゼニヤッタやルシオ同様、メインヒーラーをはる面々に比べると回復量は少ないためある程度前線に立って戦う必要がありますが、現状では生存性能が以前ほど高くないため無茶は禁物です。
ブリギッテの立ち回り
ブリギッテ自身は交戦距離が短いうえ、敵をフレイルで殴ることでブリギッテ自身も含め周囲の味方を回復するアビリティ インスパイアが発動されます。
なので、自然と味方とともに前線に立って戦いながら回復する立ち回りが基本になります。なるべくインスパイアを切らさないよう、バリアをうまく使ってブリギッテの安全を確保しつつ間合いを詰め、敵を殴っておきましょう。
3個までストックできるリペアパックは遠くの味方にも投げられるので、相方のヒーラーでは回復しにくいようなウィンストンなどのダイブタンク、ほかファラやゲンジ、トレーサーなど敵陣に飛び込む系の味方に優先してつけてあげましょう。
回復は瞬時ではなく時間をかけて少しずつ回復するスタイル。なので、死にかけてから投げても大抵手遅れです。回復量が最大ヘルスを上回った場合でも75を上限にアーマー(黄色ゲージ)が付与されるので、これからダメージを受けそうなときに早め早めに投げてあげるといいでしょう。
ただし、リペアパックを投げている方向は敵にも見えるので、敵に存在がバレていない味方に投げるのはNG。余計なお世話です。
人型キャラにしては多い300のヘルスと200のバリアを利用し、じっくりと距離を詰めてシールドバッシュやチェーンメイルで攻めるスタイル。
しかしヒーラーでもあるからには、同時にある程度ヒーラーとしても立ち回りたいところ。
ブリギッテ自身の生存性はかなり低くなった点に注意
敵をスタンさせられるシールドバッシュとシールド、敵を殴ることにより発動する自己回復アビリティにより、もともとブリギッテは生存性能の高いヒーローでした。
が、いまでは特に生存性能が下がったので、孤立するとあっという間にキルされます。基本的に味方とともに行動するヒーラーとして立ち回りましょう。
シールドバッシュは大幅に弱体化され、バリアの耐久値は登場当初の半分以下の200。シールドを構えて敵のと間合いを詰めたり離脱していたので、これは非常に停滞です。しかもシールドが割られたらシールドバッシュが使えない。
さらにはブリギッテ自身のインスパイアでの回復量も減らされており、自己回復も厳しい。味方ヒーラーによるフォローは欠かせません。単独行動は禁物です。
ゼニヤッタ
ゼニヤッタはどちらかといえばアタッカーに近いヒーラーです。
一度に一人ずつしか回復できず、回復スピードも早いとはいえません。が、メイン攻撃も溜めショットも火力が高く、まっすぐ遠くまで届くので中距離での攻撃にガンガン参加していけます。
チーム全体の火力が心配なときに、半分アタッカーとして回復も火力担当もできるサブヒーラーとして運用できます。
交戦距離を非常に長くとれるので、味方が作った前線の後ろで視野を広くとり調和のオーブ(通称金玉)で回復をつけてあげつつ、相手の頭の高さめがけて弾を飛ばしまくってダメージを稼ぎましょう。
調和のオーブは視界に入った味方に飛ばしてつけておくだけで回復しつづけてくれるので、ほかヒーラーでは回復しにくい敵陣深く入り込んだ味方やファラでも安全に安定して回復し続けることができます。
なお、ゼニヤッタの射撃は弾速は早いけれど即弾着ではないので、偏差射撃に慣れておきましょう。
ウルトである「 心頭滅却 」は範囲内の味方全員を1秒間回復300しつつ、ゼニヤッタ自身はダメージをうけず移動速度が速くなるもの。
基本的には敵アタッカーのウルトから味方を守るカウンターウルトとして使うのが常套手段です。
ちなみにゼニヤッタの体力200のうち4分の3にあたる150が青ゲージのシールド扱いなので、被弾後一定時間ダメージを受けなければ自動で回復します。
ゼニヤッタが狙われたら返り討ちが基本
残念ながら、ゼニヤッタは移動や回避に使えるアビリティがゼロなのでダイブやフランカーに狙われた場合、逃げる術はありません。
しかも空中でひざを折った姿勢のため非常に被弾しやすく、体力以上に撃たれ弱くキルされやすいキャラです。なので、第一前提としては味方に守ってもらえないような孤立した状況を作らないこと。
敵がダイブ編成の場合、交戦距離が長いからといって味方から離れすぎていては救援も間に合いません。
次が飛び込んでくる敵をゼニヤッタが自力で返り討ちにすることです。
ゼニヤッタ自身が撃たれ弱いため一瞬の勝負にはなりますが、攻撃してきた敵に不和のオーブをつけ、ヘッドショット狙いで弾をばらばくか、余裕があれば曲がり角まで逃げて待ち、溜めショットをお見舞いしましょう。
もとよりゼニヤッタは火力が高く、不和のオーブをつけてヘッドショットをすれば、単独でもやられるより先に十分キルを取れるポテンシャルがあります。
味方に守ってもらえる位置取りは原則として、突然の敵襲でも返り討ちにできるよう、ゼニヤッタのエイムの練習はしっかりしておきたいところ。
ゼニヤッタの使い方・立ち回りについてさらに詳しくは、下記リンクよりどうぞ。
ルシオ
ルシオ自身も含め範囲内の味方が回復し続けるヒールブーストと、同じく範囲内の味方の足が速くなるスピードブーストを切り替えるユニークなヒーラーです。
とはいえ通常時のヒールブーストの回復量は微々たるもので、一時的にヒールブースト、スピードブーストの効果を上げるアンプをうまく使って回復量をかせぐ必要があります。
ゼニヤッタ同様、回復に専念ではなく攻撃にも寄与していくサブヒーラーポジションです。
体力の多いタンクとしてはルシオの回復速度は心許ないですが、人型の200族の多いチーム編成なら常に範囲内の全員を回復できるためルシオは非常に便利。
味方の体力一時的に大きく跳ね上げるドロップビートは回復が間に合わないときや一気に攻撃をしかけるときはもちろん、敵アタッカーウルトのカウンターとしても優秀です。
足が速くなるスピードブーストは特にハルトやザリア、メイといったリーチの短いヒーローと相性が良いので、積極的にスピードブーストをかけて攻撃面で貢献したいところ。
反対に、あまり細かくヒールブーストとスピードブーストを切り替えると味方が混乱するので注意。
特にキャスディ(旧マクリー)など精密なエイムを必要とするキャラにはタイミングのわからないスピードブーストがはた迷惑なことが多いので、そうした味方が多い場合はゼニヤッタで不和でもつけてあげた方がいいかと。
ルシオの立ち回り
ルシオの立ち回りの基本は味方集団の中心としてスピードブーストで集団移動し、接敵したらヒールブーストで回復しながら戦闘参加、って感じです。
範囲内の全員を同時に回復できる特徴を活かせるよう、味方を巻き込みながら要所要所でアンプで回復していきます。
もしほかのヒーラーが優秀でルシオが回復せずともよさそうなら、スピードブーストで味方の足を速めておきましょう。
また、スピードブーストは移動アビリティのないヒーローでも前線への復帰を早めることができるので、状況に応じて死んだ味方をリスポンポイントまで迎えにいくことも重要な仕事です。
そして先述の通り、ルシオは割と攻撃的なヒーロー。メイン武器が4点バーストとクセはありますが、きちんと当てられればバカにならない貴重なダメージソースです。
ルシオが敵に襲われたら
常に自分自身を回復できるルシオは全キャラ中でもトップクラスの生存性を持つヒーラーです。
いざとなればサウンドウェーブで敵と距離をとりつつスピードブーストで戦域からの離脱可能。
そうそうやられないので、敵フランカーや裏取りにより安定した回復ができない場合はルシオはオススメです。
ルシオについてさらに詳しくは下記リンクよりどうぞ。
バティスト
7人目のサポートロールヒーローとして登場したヒーラー。
回復手段はサブ射撃の回復グレネードを当てるか、自身の周囲にいる味方を少量ずつ一定時間回復するリジェネバースト。
バティストの基本的な立ち回り
バティストは基本的に味方の数メートル後ろに立ち回復グレネードで味方をどんどん回復しましょう。
立ち位置としては、狙撃などの危険がなければ味方との距離はエイムを水平にして回復グレネードがちょうど味方に当たるくらいがベストです。
その角度であれば回復グレネードを撃ちながらメイン射撃で敵に攻撃もできます。攻撃のメイン射撃と回復のサブ射撃は両方押しっぱなしにすることで同時に撃てる点を利用。
基本は回復優先で味方を狙い、メイン射撃は当たってくれればラッキーってイメージで。盾割りの手伝いにもなります。
安全であれば大ジャンプできるエグゾブーツを利用して高台に登り、視界を取って味方を回復&敵を射撃するのもあり。
またアナのメイン射撃と同じくヘルス満タンの味方はすり抜ける点にも注意。
回復グレネードだけでゃ回復が間に合わないときはリジェネバースも織り交ぜて回復しますが、リジェネバーストは唯一バティスト自身を回復できるアビリティでCTも長いので、可能な限り回復グレネードだけでしのぎたいところ。
リジェネバーストとエグゾブーツで生存
バティストが敵に直接狙われた場合は縦に大ジャンプできるエグゾブーツで高台や上空に逃れて敵から逃げたり、味方の援護まで時間を稼ぎます。
ダメージを負い危険な場合はリジェネバーストで回復。最悪やられそうな場合は不死アビリティのイモータビリィ・フィールドでしのぎます。
ただし、イモータリティ・フィールドは敵の攻撃ウルトから味方を守れる貴重なアビリティです。使わずにキルされるくらいなら使って生き延びた方がマシですが、可能なら使わずに済むようしたいところ。
そのほかバティストのこまかい立ち回り方やウルトの使い方などは下記記事で詳しく解説しています。バティスト使いになってカッコよく味方を死から救いたい方は、併せてどうぞ。
まとめ:オーバーウォッチ各ヒーラーの特徴と立ち回り方
- ヒーラーは回復はもちろん、状況に応じてどんどん攻撃にも参加する必要がある。
- 味方との距離はヒーラー自身の特性と敵ピックにもよるが、基本的に孤立せず守ってもらえる立ち回り方が大事。
どのヒーラーを使っていても共通していえることは、常に優先順位を考えて回復していくこと。
戦いが激化すればするほど、全員の回復は間に合いません。であれば、このあとどのような展開が望ましいか、誰を生かすために誰を切り捨てるかの優先順位をつけて回復していく必要があります。
また、状況に応じてヒーラーの中でピックを変えられるよう、できれば2、3人は使えるようにしておきたいところ。マッチ途中でヒーラーが突然タンクやアタッカーに変えるのチームメイトにとってははた迷惑です。
ただ、チーム編成的に自分で回復できるヒーロー(メイ、ソルジャー76、豚など)が味方に多ければ、ヒーラーは一人減らしても十分と判断し自分はヒーラーをやめるといった大胆な発想もときには必要。
男のプライドなど捨てても、最終的に勝てばよろしいのです。
ヒーラーは基本的に一歩引いた場所で視界を広くとれるので、いろいろ考えながら行動したいところ。冷静な司令塔として最善の判断を下し、ゲームを勝利に導く。それがヒーラーの醍醐味です。
ぜひいろいろなヒーラーを使えるようになって、ゲームメイクを主導していく楽しさを味わってください。