オーバーウォッチではキルはあくまでも勝つための手段であり、目的ではありません。
特に防衛側はただキルをとるだけでなく、いかにキルを取られずに相手に時間を使わせるかが非常に重要です。
チョークポイントや高台を取るなど有利な場所で相手を待ち構え、常に有利な状況を作りながら戦闘に持ち込むことが大切。
そのためには戦略レベルでチーム編成し、キャラをピックする必要があります。
オススメタンクはラインハルトとザリア
防衛のチーム編成で鉄板なのがメインタンクにラインハルトを採用すること。
大抵のマップで、防衛側はまずチョークポイントで前線を作り相手を迎え撃つことになります。
(チョークポイント=ハナムラの門などボトルネックのように狭くなる場所)
ラインハルトの盾でチョークポイントをふさけば、背後の味方は安心して一方的に攻撃が可能。これによって安定して敵の足止めが可能に。
敵の猛攻を受け流すためもう一人はタンクが欲しいところ。
もう一人はラインハルトと相性のいいザリアがベター。
ラインハルト本体と盾を利用し、安全にバリアパワーを溜めることができます。
フランカーや裏取りにより後衛のヒーラーらが心配な場合は、機動力も弾受け能力も高いD.Vaがオススメです。
メインヒーラーにはマーシーがオススメ
特に防衛チームの場合、メインヒーラはマーシーがオススメです。
あらゆる状況で活躍できる回復速度と安定した回復量があり、チームメンバーがばらけてしまっても高い機動力と生存性能で対応できます。
なによりキルされてしまった味方を一人復活させることができるリザレクションが非常にうれしいポイント。
特に最初の防衛ポイントはリスポンポイントが遠く非常に不利な点をリザレクションで緩和できます。
CTは30秒と長めですが、味方をこまめにちゃんと回復し、短い間隔でキルをとられないよう意識していれば人数不利になり敵のことを防ぐことができます。
もう一人のヒーラーはモイラかゼニヤッタ
二人目のヒーラーにはモイラ or ゼニヤッタがオススメです。
モイラは攻守ともに役に立つ高スペックヒーラー。
瞬間的な回復性能もあり生存性能も高く、敵にダメージを与えるのも得意で、攻撃しながら味方を回復するウルトの回転も非常に早い特徴があります。
マーシーが十分機能し回復が必要ないときは、攻撃に参加することも可能。
前線集団のすぐ一歩後ろに立って味方をまとめて回復しつつ、攻撃も可能となれば、メイン回復のカレー粉も切れにくく火力を出すこともできて非常にうまうま。
もしくは、敵アタッカーのウルトを無効化できるウルトを持つゼニヤッタをサブヒーラーに据えるのも有り。
心頭滅却(通称虹彩)はかなりの種類の敵ウルトを確実に防ぐことができます。
また、ゼニヤッタは後述する防衛側のファラ対策にも貢献できます。
ただし、ゼニヤッタ自身はサブヒーラー枠。普段の回復量は少々心許ないのでヒーラー以外の編成にも注意したいところ。
先述の通り、敵の裏取りやフランカーが多くヒーラーが危険な場合は自衛に適したブリギッテもオススメです。
陣地内部をいかに守るかを考える
タンクとヒーラーが二人ずつ決まったら、あと二人はダメージを与えたり敵の攻撃を妨害できるキャラをピックしましょう。
前線のチョークポイントをふさぐラインハルトと弾幕が安定していると、敵は裏取りやダイブ系のキャラにピックし直して突破したくなります。
トレーサー、ゲンジ、といったフランカー編成やリーパーなどによる裏取り対策もしておきたいところ。
フランカー・裏取り対策でオススメなのがキャスディ(旧マクリー)とブリギッテ。
スタンによって敵を足止めし、キルまではいたらずとも確実にダメージを与え、追い払うことができます。
キャスディとブリギッテは裏取り対策だけでなく、前線要因としても非常に優秀なので裏取りが激しいときはぜひピックして置きたいところ。
瞬間火力が高く、罠でフランカーの妨害ができるジャンクラットも悪くありません。
が、ジャンクラットは後述するファラに対応できないので、アタッカー・DSP要員としてはやはり汎用性の高いキャスディがオススメ。
ファラ対策を忘れずに!
平均的な有効射程距離の短いオーバーウォッチでは、空中にいるファラに安定してダメージを与えられるキャラは限られています。
対策できるキャラなしではファラの爆撃を一方的に受けることになります。制空権をとられていてはとても防衛戦になりません。ただの虐殺です。
キルされてからピックを変えて対策したのでは、とても最初の防衛ポイントは守りきれません。
防衛側の場合、ソルジャー76かキャスディかのうち最低でも一人は必須。欲を言えば二人いると安心です。
最初は一人にしても、実際にファラが出ていたらほかの人もファラ対策になるキャラにピックしなおしたいところ。
特にキャスディはフランカー対策にもなって非常に優秀。ソルジャー76やキャスディのほかにもバスティオンやトールビョーンのタレットでの対応も可能。
ほかにもゼニヤッタもいれば、ダメージを増やす不和のオーブとの距離減衰ない射撃でプレッシャーをかけられたり、D.Vaならブーストの間合いにさえ入れられれば一方的にファラを虐殺可能です。
ファラ対策について詳しくはリンクを張っておきますので、下記記事も併せてどうぞ。
マップや状況によってピックは変えるもの
もちろん、キャラピックは状況によってどんどん変えていいものです。勝ちにこだわるなら変えなければいけないとすらいえます。
特に敵のピックとの相性が大事。相手のチーム編成に合わせてこちらの編成もどんどん変え、アンチキャラで戦いを有利に進めたいところ。
例えば相手がハルトやザリア、ジャンクラットなどファラに対抗できないキャラならファラを出してやれば一方的に攻撃可能。
敵のウィンストンの飛び込みがで陣形を崩されるならリーパーやバスティオンで虐殺。
トレーサーやゲンジらフランカーやってきてヒーラーが危険なようなら、キャスディを出すかシンメトラやトールビョーンのタレットで妨害。
高台や坂の上から一方的に撃ちおろせる地形のマップならジャンクラットを出すなど。
基本的にオーバーウォッチの戦いは数と相性の勝負。
オーバーウォッチのマッチングは非常に優秀なので、数や相性をひっくり返せるほどの実力差のあるマッチングは滅多に起きません。
自身のキャラが役に立っていない場合、ちゃっちゃと敵のピックに合わせてアンチピックを繰り出し、戦いを有利に進めるのも戦略のひとつです。
反対にいえば、定番のキャラピック、いわゆるメタ編成も安定していていいですが、その弱点を突かれやすい弱点も。ときには意表をつく大胆なチーム編成にし、敵を惑わせましょう。
まとめ:ランクマ防衛でオススメのチーム編成・キャラピック
- 防衛チームの要となるタンクには、チョークポイントをふさげるラインハルトとザリアがオススメ。
- 特に防衛ではメインヒーラーには回復量・回復速度の安定し、味方を復活させられるマーシーがオススメ。
- ソルジャー76やキャスディなど、ファラ対策も忘れずに。
- 押されている場合、マップなどの状況や敵のピックに合わせてこちらもピックを変えていこう。