なにかとカッコいい個人プレーに目がいきがちですが、オーバーウォッチは6vs6のチーム対戦。
ひとりひとりがチームの勝利のために行動することが求められるゲームで、実際勝ち負けの半分はチーム編成の時点で決まっていると言っても過言ではありません。
今回はオーバーウォッチの定番構成&オススメのチーム編成を解説します。
軸となるタンクから決めたり、ウルトの相性で決めたり
オーバーウォッチでのチーム構成・編成の型をまとめました。
実戦では本当にいろいろなチーム編成をみかけますが、大抵はなにかしらの型を崩したものがほとんど。基本はタンクとヒーラーの組み合わせでチームの性格が決まりますが、状況を想定したダメージロールのオススメも合わせて解説します。
ハルザリ構成
- 特徴:編成次第で攻撃 / 防衛防衛どちらでも強みを発揮する堅実な合わせ
- 強み:ハルザリのバリアをうまく活用し強固な前線を作りやすい
- 弱点:タンク2人の機動力がなく遠距離戦も苦手なため、高台や上空からの攻撃に注意が必要
タンク同士で相性がいいラインハルトとザリアを軸にする定番の構成です。
ザリアはラインハルトと盾を利用してバリアパワーをためることができ、ラインハルトは動作のスキやピンチをザリアにカバーしてもらえてシナジーがあります。両者とも足が遅く近接戦闘が得意なので足並みがそろいやすい点もメリット。
まさにタンクとして強固に前線を支える組み合わせです。
ラインハルトとザリアは交戦距離が短く機動力がない弱点が。高台からの撃ち下ろし、ファラ・エコーによる上空からの爆撃、トレーサー・ゲンジらフランカーによるハラスにタンクが自力対応できません。
そのため、敵だけが利用しやすい高台が多かったり、広く開けたマップには向かない構成とも言えます。ただ、ハルザリ以外のダメージロールとヒーラーの編成次第で対策可能です。
ザリアをD.Vaなどに変えることでも対応可能なので、ハルザリにこだわらず柔軟に対応してください(D.Va&ザリアはあまり相性がよくないのでオススメしません)。
ハルザリ構成の具体例(攻撃側)
- ラインハルト
- ザリア
- ハンゾー(ほかでも可)
- リーパー(ほかでも可)
- ルシオ
- ブリギッテ(またはモイラ)
ラインハルト、ザリア、ブリギッテの特性を最大に活かす接近戦・乱戦主体の攻撃的な編成です。ルシオのスピードブーストに載せてチーム全員で敵集団へ殴りこみ、接近戦に強いヒーローで一気にひき殺します。
チーム全員がまとまることで、効果範囲内に入っているだけで回復できるルシオとブリギッテが活躍。全員で攻撃しながら常時回復もするスタイル。3タンク-3ヒーラーのGOATs構成を無理矢理2-2-2したイメージです。
ダメージロールはザリアとのウルトの相性がばつぐんにいいハンゾー、接近戦に強いリーパーとしていますが、状況にあわせてほかのヒーローでも全然オッケー。
たとえば盾割り合戦になるようならジャンクラット、敵に対空ヒーローがいなければファラやエコー、高台対処ができるヒーローがいないならアッシュ、敵ヒーラーが無防備そうならトレーサーやゲンジなどなど。相手と状況に合わせていろいろ使えます。
サポートロールはブリギッテのかわりに団子になった味方をまとめて回復でき、攻撃能力も高いモイラもオススメ。
しかし、ハルザリの火力を活かためにはルシオのスピードブーストは必須レベル。移動速度が速めて敵に接近するまでの時間を短縮するとラインハルトのバリアも節約でき、その後の立ち合いも楽になります。
もちろん状況に合わせてルシオを外す選択肢もありですが、スピードブーストとハルザリの数値に出ないシナジーは非常に大きい点は留意してください。
ハルザリ構成のオススメ編成・具体例(防衛側)
- ラインハルト
- ザリア
- キャスディ(旧マクリー)
- シンメトラ、バスティオンなど(マップ、敵に応じて選択)
- バティスト(ほかでも可)
- マーシー(ほかでも可)
防衛時のハルザリ構成は特にチョークポイントが狭く、攻撃側の侵入ルートが少ないハナムラAやアイデンバルデA防衛などで活躍します。
防衛側で意識すべきなのが「 デスせず時間を使わせること 」。無理に前進してキルをとる必要はありません。むしろ負けフラグなので、大人しく有利なポジションで敵を待ち構えて撃退し続ければいいだけ。
(なぜ負けフラグかは長くなるので割愛。気になる方は下記リンクよりどうぞ)
キャスディは敵を選ばず非常に優秀なので、特に敵をみてからピックを変えるヒマのない開幕時には1人は選出しておくと安心。
もう1枠は敵の侵攻をとめやすいシンメトラやバスティオンなどタレット系のヒーローがオススメ。また、ほかにも高台やチョークポイントで有利なジャンクラット、アイスウォールで進行ルートを物理的に遮断できるメイもあり。マップをみて選ぶといいでしょう。
ヒーラーを務めるサポートロールも火力よりデスさせないための回復能力を重視しバティストやマーシーを選出していますが、この辺りはマップや相手に応じて変えていいでしょう。
1人キルされるだけで一気に突破される危険性が高い防衛側で、一方的にやられるリスクのある敵に全く対応できない状況はNG。特に開幕時は敵の編成がわからず、防衛側はリスポンポイントが遠いため相手に合わせてヒーローを変えるヒマはありません。
その点、キャスディは対空戦もこなせて、敵フランカーも止められる優秀なヒーロー。開幕時だけでもいいので、キャスディを出しておくと非常に安心です。マップによってはトールビョーンでも可ですが、うまい相手にタレットは通用しないので注意。
フランカー構成
- 特徴:敵後方や側面から奇襲をかけ、後衛のキルを狙える編成
- 強み:特に攻撃側の場合、拠点に空き巣に入り防衛ラインを後退させることも可能
- 弱点:敵フランカーやファラに対抗できない
フランカー構成とは、ダメージロールのトレーサー、ゲンジ、ソンブラ、ドゥームフィスト、リーパー、エコーなど通称フランカー勢をに起用するチーム編成をさします。
(エコーは空戦キャラと思われがちですが、ファラと違って移動速度そのものが速いためフランカー的な立ち回りも可能)
フランカーならではの高い機動力で敵の背後や側面から奇襲。非力な敵ヒーラーのキルを狙い、自身はやられる前にアビリティなどを駆使して逃亡。回復したらまたスキをみて突入を繰り返し、敵陣形を崩します。
相性が悪くないようならヒーラーだけでなくダメージロールを狙ったり、鈍重なタンクにまとわりついてハラスをかけ、ウルトゲージをためるのもあり。
後述するダイブタンク構成とフランカーを組み合わせた合わせたダイブ編成もオススメです。
また、いくら移動速度が速いとはいえいちいちデスしていたら戦線復帰までの時間がロスです。ギリギリまで粘りつつもキッチリ生還できるよう、敵の火力やアビリティを計算して行動してください。
ダイブタンク構成
- 特徴:前線を無視して飛びこんで奇襲をかけ敵陣を分断させたり、後衛のキルを狙える編成
- 強み:特に攻撃側の場合、拠点に空き巣に入り防衛ラインを後退させることも可能
- 弱点:タンクの被弾が多いため敵のウルトが溜まりやすい
- 弱点:置き去りにされる後衛、特にヒーラーが無防備になりがち
ウィンストン、D.Va、レッキングボールら機動力の高いダイブタンクを中心に前線を無視して奇襲をかけ、敵ヒーラーをキルするなど裏側から切り崩していく構成です。
ダイブタンク構成は特に敵の守りが堅く、正面からは突破できない場合などに有効。たとえば盾割りで勝てないときや、敵のチョークポイントや高台での守りが堅すぎて正面からはまともに進軍できないときなど。
上記ダイブタンク3人から2人選べばダイブ構成という場合もあれば、ダメージロールもフランカーを選出してチーム全体で飛びこむ編成をダイブという場合も。フランカーも入れた具体的なダイブ構成については後述。
フランカーのタンクバージョンのイメージですが、前線が出来上がらないため味方ダメージロールやヒーラーら後衛が危険に晒される点、身体が大きくヘルスが多い分被弾が増えて敵のウルトが溜まりやすい弱点があります。
特にアサルトルールやコントロールルールの攻撃時で敵が築いたチョークポイントや高台の防衛ラインを突破できないときは、機動力を活かして無人の拠点を踏み、敵が防衛ラインを下げざるをえなくさせる空き巣プレイも有効。
そのときに敵が混乱し足並みが乱れればラッキー、一気に突破チャンスです。ただ、当然ですがこちらも味方との足並みを揃えないと意味なし。空き巣をするなら味方も前進できるタイミングを意識したいところ。
ダイブ編成のオススメ・具体例
- ウィンストン
- D.Va
- ゲンジ
- ソンブラ
- モイラ
- ルシオ
ダイブタンクとフランカーを組み合わせたフルダイブ編成の例です。
ダイブタンクとフランカーが敵陣に飛びこみ、一気に敵のヒーラーを狩って回復の供給を止めて突破したり、敵タンクでウルトをためての突破を狙います。
連携したウルト合わせEMP自爆があまりに強力なのでD.Vaとソンブラを選出しましたが、もちろんタンクもフランカーもほかの組み合わせでもOK。
ダメージロールの片方をあえてフランカーではないウィドウメイカー、ジャンクラット、ハンゾーなど一発が重く高台をとれるヒーローにし、ダイブタンク&フランカーが乱戦に持ち込んでいるあいだにを不意打ちでキルをとるのもあり。
ヒーラーは基本的に守ってもらえないので、機動力・生存性能が高いモイラやルシオがオススメです。
ダイブ構成は敵陣に飛びこむ攻撃的なスタイル。気をつけていてもちょっとしたミスでデスすることも多く、前線・味方の陣地ができにくいためヘルスの少ないダメージロールやヒーラーらも常に危険に晒されます。
多少被害があっても敵陣を崩したりキルがとれればOKな攻撃側には適していますが、反対に防衛側ではキルよりも生存が優先されるためあまり適さないといえます。特に序盤。せっかく防衛側に用意された有利ポジションを活かしにくい点でも少々微妙です。
どんな組み合わせにせよ、ダイブ編成では飛びこむタイミングが重要。タイミングがズレると集中砲火で瞬殺され、敵のウルトばかりたまってどんどん不利に。
タイミングを合わせて飛びこめば互いにフォローしあって火力も集中でき、戦果も出やすくなります。チームアップ・タイミング合わせは基本中の基本。ダイブ編成に限らず意識してください。
オリシグ編成(2枚盾編成)
- 特徴:タンク両方を2枚盾編成で常にバリアを設置し続け、敵の攻撃を受け付けないスタイル
- 強み:中途半端な火力では一切の攻撃を通さず、こちらは一方的に攻撃可能
- 弱点:敵も2枚盾構成での火力負け、ドゥームフィストなどでのバリア無視
オリーサとシグマのバリアを駆使して敵の攻撃を流しつつ、一方的に攻撃する編成です。シグマの登場によって一気に流行しました。
バリアさえ健在なら被ダメージも少なく、ヒーラーの片方がデスしたぐらいなら戦線復帰まで持ちこたえやすいメリットもあります。
特に開けていて直線距離の長いホライゾンルナコロニー、ジャンカータウンなど広いマップで有効。逆に射撃が集中しやすい狭い通路の防衛でも有効。反面、ハバナの第1チェック~第2チェックのように入り組んた場所は少々苦手。
敵が盾1枚しかない編成、たとえばハルザリ編成やオリ豚編成ならほぼ確実に撃ち合いで勝てます。火力次第ですが、同じDPS編成ならまず負けません。バリアでダメージを受けない前提で、回復量より火力重視なゼニヤッタも相性よし。一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやってください。
オリーサかシグマを外してラインハルトを入れるのもありっちゃありですが、ファイアストライクだけでは射撃戦に対応しにくい点に注意。ちなみに同じバリア持ちでも火力もリーチもないウィンストンの出番はなし。お前はバナナでも食ってろ。
2枚盾構成で怖いのがバリアを無視した攻撃。もっとも怖いのがドゥームフィストに荒らされること。実際、シグマが登場したてのころは2枚盾構成のアンチとしてドゥームフィストがかなり流行しました。
ほか地味に怖いのがモイラ。アビリティ バイオティックオーブと回復でウルトゲージをため、バリア無視のコアレッセンスで攻撃しつつ回復もするスタイルで突撃されると突き崩されやすいです。その辺りを注意したいところ。
オリシグ編成の具体例
- オリーサ
- シグマ
- キャスディ(マクリー)
- ジャンクラット
- ゼニヤッタ
- アナ
基本は2枚盾で常時バリアをおいて敵の攻撃を受けつつ、オリーサを軸に制圧射撃。一方的に射撃しつつ、敵の侵攻ルートをふさぎます。横道など別ルートから接近してくる敵は主にシグマ、ジャンクラットらで対応。
キャスディはこちらのバリア無視で飛び込んでくる対空・対ファラ要員として味方を守る役割。ファラ、エコー、ドゥームフィスト、ゲンジ、トレーサーなどなど守備範囲が広く、味方を守るために非常に有効。これら厄介な敵が現れたらゼニヤッタ・アナと協力してキル or 撃退。平時は正面の敵に射撃でけん制しつつ、横道などの警戒にあたります。基本的にヒーラーやタンクの護衛役なので自陣からのお散歩は禁物。
ヒーラーは対空もできるゼニヤッタとアナとしましたが、生存性能的には少々微妙。キャスディがいても抜かれる場合はより生存性能に長けたルシオなどに変えるとよし。敵も2枚盾構成で来た場合、バリア貫通アビリティ&貫通ウルトを持つモイラも有効。
相手の盾が1枚のみならそうそう負けることはありませんが、同じくオリシグ編成で2枚盾を出してきた場合、火力で削り合う盾割り合戦になります。盾割り合戦では先にバリアを割られた側は射線から引くしかないため、一瞬でも先にバリアを割りきった主導権を握れます。つまり、盾割り合戦では中途半端な火力はゼロも同然。
上記では敵の飛びこみやファラを警戒してキャスディとしましたが、盾割りがメインになる場合はキャスディの火力は中途半端。もし盾割りで負けているようならキャスディをやめてバスティオン&ジャンクラットなど火力重視な編成にするか、そもそもそもそも盾割りには付き合わずせず飛びこむフランカーをDPSとして選出することをオススメします。
オリ豚構成
- 特徴:オリーサとロードホッグでのストップ → フック連携が強力
- 強み:タンク2人の火力も高いため、敵のバリアも壊しやすい
- 弱点:相手が2枚盾構成の場合、盾割り合戦で勝てずジリ貧
中~遠距離戦に強いオリーサと近距離戦に強いロードホッグで通称オリ豚構成。シタンク2人の火力が高く、敵タンク編成がバリア持ちだろうがダイブだろうがプレッシャーをかけやすい組み合わせです。
オリ豚は集団戦はもちろん個々でも戦いやすいためチーム編成の幅が広い点もメリット。やや火力重視な攻撃的な構成ですが、味方の編成次第で防衛側も十分こなせます。
また、オリーサもロードホッグ敵をひっぱって無理矢理移動させるアビリティを持っており、敵を落下死させるのも得意。ILIOSの井戸などコントロールルールに特に多い落下死ポイントがあるマップで。
アビリティひとつで即死は非常に強力ですし、落下死があるとわかってるだけで敵側にはプレッシャーで、ポジション取りや立ち回りを制限することができます。
オリ豚構成で特に強力なのがオリーサとロードホッグの連携コンボ ストップ → フック。ロードホッグのフックは強力ですが、敵のバリアを貫通できない弱点があります。
が、オリーサがストップで敵のバリア持ちを真上に持ち上げることで、ロードホッグが後衛をフックで引っ張り放題。ザリアのバリア付与でもない限り引いたらほぼ確殺な強コンボです。敵タンクではなく後衛を上に持ち上げてフックするのもあり。
さすがに野良パーティーではなかなか難しいですが、ボイスチャットで声をかけあえば結構楽に決まります。アビリティのみでできる強コンボなので、せっかくオリ豚使うなら積極的に狙っていきたいところ。
ただし、オリシグなど2枚盾編成とは相性が悪いので注意。こちらのバリアがオリーサのみなので2枚盾に対して圧倒的に不利。
機動力がなく基本的に正面から撃ち合うしかないオリ豚の火力が死んでしまうので、2枚盾相手にオリ豚構成はやめておいた方が無難。
バンカー構成
- 特徴:タレットバスティオンを全力で活躍させる編成
- 強み:高火力と堅い守りで、ハマると一切敵を寄せつけない
- 弱点:一度崩されると大きく後退させられる
オーバーウォッチ最強クラスの火力を持つタレット バスティオンを中心とした構成。特に拠点防衛時とペイロード攻撃側で強みを発揮するチーム編成です。
バスティオン、オリーサ、バティスト、マーシーがコアメンバー。セントリーモードで動けないバスティオンをオリーサのバリアで守り、バティストとマーシーがヒーラーを務めます。
オリーサはバリアとバスティオンを守りやすいうえ、アビリティ ストップ!(通称ミニサージ)は敵を引っ張ってバスティオンの射線上で拘束しキルするにも役立ちます。敵ラインハルトのチャージなど危険な攻撃もオリーサがその身を盾にすることで防げる点でも相性はバツグン。
残るタンク1人、ダメージロール1人は敵の編成や状況によって変えてOKです。オススメシグマ、キャスディ、シンメトラ、トールビョーンなど。
シグマは2枚盾にできるうえ、スタン&敵の攻撃を無効にするアビリティでバスティオンの護衛に適しています。
キャスディ、トールビョーン、シンメトラはフランカーに強い点で優秀。キャスディとトールビョーンは対空もできますし、シンメトラはテレポーターでデスした味方を通常より早く戦線復帰させたり、自力ではいけない場所にバスティオンを位置どらせることも可能。
ヒーラーがバティストとマーシーなのは、D.Va 自爆やジャンクラット RIPタイヤなど危険な敵ウルトからデスをふせぐため。バティストがイモータリティフィールドでデスを防ぎ、マーシーが蘇生アビリティ リザレクションで生き返らせる二段構えです。
バンカー構成は強力ですが、コアメンバーが基本的に足が遅いヒーローばかり。一度陣形を崩されると再度有利ポジションを取るのに苦労します。防衛の場合は大きく後退することになるので、可能な限りデスしないよう敵を撃退し続けることが重要。
ファラマーシー
- 特徴:マーシーがファラにひっついて回復&火力アップし続ける
- 強み:ただでさえ墜とすのが大変ファラがより強力に
- 弱点:無防備に空に浮かぶため、敵編成によってはマーシーが危険
- 弱点:マーシーがファラにくっつきすぎるとほかへの回復が不足する
空中戦ヒーローであるファラにマーシーがともに滞空しながら回復&火力アップして回る構成です。略してファラマとも。
そもそもファラに安定してダメージを与えられるヒーローが限られるなか、マーシーの回復がつくことで半端な火力では全くキルされなくなります。
ファラは回復&火力アップつきの快適な爆撃でで気持ちよくなれて、マーシーも上空のファラにガーディアンエンジェルを使って便利な待避所として利用でき生存性アップ。互いにメリットのある関係です。
ペイロードや拠点に絡むのが苦手なファラの特性上どちらかといえば攻撃向きな編成といえますが、敵にアンチさえいなければ防衛も問題なくこなせます。
ファラの代わりにエコー&マーシーの組み合わせもあり。エコマーシー、略してエコマ。
ただ、長くゆったりと滞空するファラに比べると、エコーは滞空するというより縦横無尽に飛び回ります。相性が悪いわけではありませんが、ファラほど落ち着いて滞空していられません。
また、エコーはファラのように滞空して爆撃するだけでなく、高い移動速度を利用して敵に気づかれないよう裏取りする立ち回りもこなします。下手にくっついていくとマーシーのせいで奇襲がバレたり、マーシーがデスしてしまうリスクもあるので注意。
弱点はウィドウメイカー。マーシーがどんなに回復したところで即死させられたら意味がありません。
また、マーシー自身が狙われると案外もろいので注意。マーシーの滞空アビリティ エンジェリック・ディセントは移動速度が遅いので敵に滞空できる相手がいる場合は多用禁物。
自由落下とほぼCTなく使えるガーディアン・エンジェルを利用し、常に高速で動き回れるようにしたいところ。
オマケ:GOAts構成 / DOATs構成
ロールキューが導入された現在のオーバーウォッチでは実現不能ですが、オーバーウォッチ豆知識として。
GOATsは2018年5月ごろから流行し、その後ロールキュー導入までトップメタであり続けた3タンク-3ヒーラー編成です。名前の由来はGOATsというチームが初めて使ったことから。メンツは下記の6人。
- ラインハルト
- ザリア
- D.Va
- ブリギッテ
- ルシオ
- モイラ
ルシオのスピブで敵に一気に接近し、ラインハルト、ザリア、ブリギッテで殴りまくる。ブリギッテのインスパイアとルシオのヒールブーストで常時回復しながらとにかく殴りまくる。モイラは団子状態の味方をまとめて回復しながら敵に攻撃。D.Vaは敵の厄介なウルトやアビリティを消したり、高台の処理を担当。
要はひたすら殴りながら回復するシンプルながら、非常に強い編成です。
あまりに強すぎたためにオーバーウォッチリーグやプロリーグでは猫も杓子もGOATs、ダメージロールを見る日がないってほどずっと流行し続けました。安定して勝てる明確なアンチ編成もなく、結局GOATsミラーで対抗するしかないのでみんなGOTAs。オーバーウォッチにダメージロールのヒーローなんかいないんじゃないかってほどGOATsだらけ。
そのためにD.Va、ブリギッテ、ルシオは度重なる弱体化を受けましたが、それでも強いので流行が終わらない。そこで苦肉の策として導入されたのがロールキューとされています。2-2-2編成が強制されることで、3タンク-3ヒーラー編成はできなくなりました。
ちなみにいまでもクイッククラシックやカスタムマッチならGOATsを出すことはできます。が、残念ながらブリギッテがヒーラーとしての特性が強くなったため、全盛期ほどの力は発揮できません(それでもまだ結構強い構成だけど)。
まとめ:オススメチーム構成&定番編成
なんだかんだオーバーウォッチは相性と数勝負なところがあります。チーム編成もマップ、敵の編成、戦況によって変えていくもの。
そうして状況を判断しながら戦うのもオーバーウォッチの楽しみ方のひとつです。今回ご紹介した構成や編成はあくまでも基本で、これがすべてではありません。
状況に合わせて編成を変えてみたり、あえて変えずにワンチャン ウルトで突破する戦略をとってみたり。柔軟にいろいろな組み合わせを楽しんでみてください。