高い機動力で前線を無視してヒーラーをキルし、ラインハルトらタンクの背中をチクチク刺して多くのプレイヤーをイライラさせるフランカー。
ヒーラーを狩られ一方的な試合展開にされ、やる気を失ってしまう初心者の方も多いのではないかと。
しかしちゃんと対策できていればフランカーは大して怖くありません。むしろ敵チームを火力不足に追い込みフランカーを戦犯に仕立て上げることが可能。
今回はフランカーの対策方法を解説&フランカーにオススメなアンチヒーローをご紹介します。
陣形をコンパクトに!
ブリンクで一気に距離を詰めてくるトレーサー、二段ジャンプと壁登りによる縦の動きで高い機動力を誇るゲンジ、突然現れてロケパンしてくるドゥームフィスト、ステルスで接近しはハックしてアビリティを封じてくるソンブラ。
これらフランカー勢のなにがめんどくさいって、撃つだけ撃って自分がやられそうになったら各種アビリティで逃げること。イライラするワー。
そんなフランカー対策として重要なのが、陣形をコンパクトにし、味方同士でフォローし合える距離を保つこと。
よくあるのが陣形が縦や横に長く伸び、孤立したヒーローがフランカーに狩られるパターンです。
たとえばフランカーがヒーラーを襲ったとき、前線に出張っていた味方が気づいて戻るまでに時間がかかると救援が間に合いません。
手遅れにならないよう陣形をコンパクトにまとめ、いつでも互いにフォローしあえる距離を維持しておきましょう。
ちなみにウィンストンやレッキングボールなどフランカーと似た立ち回りをしてくるダイブタンクに対しても同じことがいえます。
防衛時は下がって守る
気をつけたいのがコントロールやアサルトルールでの防衛時。
特に適切にコミュニケーションがとりにくい野良チームのときは、あまり前線を上げず拠点付近や拠点内で守るのがオススメです。
防衛線ではチョークポイントや高台など有利なポジションまで前線を上げて守ることが多いですが、戦線が広がって孤立するヒーローが出やすく、フランカーにやられやすい状況になってしまいます。
かといって全員がコンパクトにまとまって前線を上げると拠点が留守になり、フランカーが空き巣に入ってきます。
拠点を踏まれて焦って戻ると綻びが出て前線が瓦解することも多々。最低限の人員だけ戻って追い払うのか、全員で下がるのかハッキリ決めて行動できるならいいかもですが、野良チームだと意思疎通が難しく、空き巣が起点で崩れること多し。
そういった判断や意思疎通が難しいようなら、最初から拠点内や拠点付近にまとまっていた方が無難。
オススメは足を止める or 瞬間火力ヒーロー
フランカー対策としてオススメなのが、アビリティなどで動きを止めるかヘルス値の低さをを利用して一発キルを狙うか。
具体的にアンチフランカーとしてオススメなヒーローが下記。
- マクリー
- ロードホッグ
- ブリギッテ
- メイ
- シンメトラ
- トールビョーン
- ジャンクラット
- ハンゾー
- ウィドウメイカー
- ドゥームフィスト
- ファラ
マクリー、ロードホッグ、ブリギッテは言うまでもなくスタンさせて動きを止め、袋叩きにする要員。メイのスプレーも動きを鈍らせられてフランカー対策として有効。凍ればほぼ確殺。ヘルスの低いトレーサーならつららをバラまくことでヘッドショットによる事故死も狙えます。
シンメトラとトールビョーンは範囲内に入るだけで強制的にダメージが入るタレットでフランカーの行動範囲を制約します。瞬間的な火力は出ないものの、ヘルスの少ないにフランカーらにとってはかなりの脅威。フランカーにとっては残りヘルス=攻撃チャンス。タレットでヘルスを確実に減らすことで、早々に追い返すことができます。セントリータレットの足を遅くする効果があり、トールビョーンは本体のメイン武器でヘッドショットキルを狙える点もGOOD。
ジャンクラットはトラバサミや高火力のメイン射撃をばらまいてプレッシャーをかける要員。
若干難易度は高めですが、当てる自信のある方はヘッショ一発キル狙いでハンゾー / ウィドウメイカー、ロケットパンチでワンチャンキルが狙えるドゥームフィストもオススメです。
また、敵のフランカーが多いほどファラに攻撃できる敵が減ってフリーになるため、敵チーム全体に対して一方的に攻撃ができる点でオススメ。
いずれにせよ、キルまで行かずとも追い払って仕事をさせないだけでも十分です。DPS枠であるフランカーどもが仕事をしないことでこちらのデスが減り、敵の方がどんどんイライラしていくことでしょう。ざまあ。
ヒーラーは生存性重視に
敵にフランカーがいる場合はアナとゼニヤッタは避け、生存性能の高いヒーラーを選ぶことをオススメします。
キルが楽なわりに与えられる被害が大きいため、ヒーラーは敵フランカーに狙われやすい存在です。もちろんヒーラーがやられないよう味方が守るべきですが、いつでもすぐに救援に入れってくれるとは限りません。ヒーラー自身も可能な限り自衛すべきです。
しかし、アナとゼニヤッタの自衛手段は貧弱です。どちらも移動アビリティはなく、アナは一発限りのスリープダーツで相手を眠らせるのみ。外せば死にます。
ゼニヤッタは相手と戦って勝つしかありません。不和のオーブをつけてヘッドショット連発で勝てなくはありませんが、実戦はそう甘くない。不意打ちで先手を打たれた不利な状況で動きの早いフランカー相手にヘッドショットをポンポン出すのは非常に難易度が高いです。
さらにゼニヤッタは空中で胡坐をかいている姿勢のためヒットボックスが大きく、敵の射撃がバラけても当たりやすい弱点があります。同じヘルス200でもほかヒーラーら以上に死ぬのが早い。うまいトレーサーだとワンマガジンで悠々キルしてくるので本当にしんどい。
反面、マーシー / バティスト / ルシオ / モイラは敵から距離をとりやすく、フランカーに狙われても簡単にはキルされません。ブリギッテにいたってはむしろアンチフランカーにもなる優秀さ。
やはり敵にフランカーがいる場合はアナ、ゼニヤッタはやめてブリギッテやほかのヒーラーをピックした方が無難です。
これまたフランカーだけでなく、ダイブタンクが相手のときも同様のお話。身体が大きいタンク相手ならアナのスリープダーツも当てやすくはなりますが。
まとめ:フランカー対策戦術とオススメのヒーロー
- 敵にフランカーがいる場合は孤立する味方が出ないよう陣形をコンパクトにまとめる。
- フランカーのアンチとしてマクリーなど動きを止める系かジャンクラットなど高い瞬間火力で一気にキルを狙えるヒーローがオススメ。
- ヒーラーは生存性能の低いアナ、ゼニヤッタ以外から選んだ方が無難。
一時はフランカーが流行りすぎたためにラインハルト・ザリア編成が駆逐されウィンストン・D.Va&トレーサーらフランカーによるダイブ編成がメタとなっていました。
その後フランカーのアンチとなる強キャラブリギッテの登場により一時はブームが収まっていましたが、そのブリギッテも段々ナーフされ最近またトレーサーやゲンジを見る機会が増えています。
敵フランカーが活躍してなかなか思うように試合展開ができないときは、対策としてコンパクトな陣形、アンチヒーロー、そして生存性能の高いヒーラーを出すことで対策しましょう。