【初心者向け】OWタンクの立ち回り方と使い方の基本

【初心者向け】OWタンクの立ち回り方と使い方の基本

オーバーウォッチタンクまとめ

ペイロードにせよポイントキャプチャーにコントロールにせよ、ただキルをとるのではなく拠点やペイロードの制圧が基本のオーバーウォッチ。

そんなオーバーウォッチにおいては体力が多く、どっしりと構えることができるタンクは非常に大事。

立ち回り方:味方を守り、味方に守られる距離感

ザ・キングオブタンク ラインハルト.

タンクヒーローの代表格 ラインハルト。

その体力の多さを活かし、敵の攻撃を受けるながら前線を作るのがタンクの基本です。

アタックヒーローもヒーラーも体力が少ないため、敵のメイン射撃やアビリティで即死、なんてことがよくあります。

その点、ほかのキャラでは即死するような強烈な攻撃にも耐えられるタンクヒーローが最前線で身体を張り敵の弾受けになることで、アタッカーやヒーラーが安心して戦闘や回復に集中できるようになります。

キャラの特性ごとに後述しますが、ラインハルトやオリーサなどバリアが張れるタンクヒーローなら前線で味方の傘になるよう立ち回りましょう。

ウィンストン、D.Va、レッキングボールは機動力を活かして高台の敵を排除したり、裏取りで襲われている味方のもとに駆け付けるなどで味方を守るのが基本です。

タンクは体力自体は多いのでウィドウメーカーのヘッドショットなどほかのヒーローなら即死するような攻撃にも耐えられます。

が、身体=ヒットボックスが大きい分敵の射撃が当たりやすいデメリットもあります。リーパーのショットガンやバスティオンのタレット射撃でガンガン削れるのもこれが原因。

無駄に撃たれてタンクがやられると前線が崩壊するうえに、敵にウルトゲージを与えて試合全体が不利になってしまいます。

敵ウルトの処理はタンクの最重要タスク

敵ウルトすら消せるDvaのディフェンスマトリックス

タンクたるもの敵のウルトから味方を守るべし。

オーバーウォッチでもっとも強力な攻撃といえばウルト。敵ウルトの処理はタンクの最重要タスクです。

例えばソルジャー76のタクティカルバイザーやリーパーの死ね死ねブロッサムなどなど。体力の少ないアタッカーやヒーラーキャラが即死し、一瞬にして3人4人は軽く消え去ることもザラです。

攻撃系ウルトはタンクキャラにとっても脅威ではありますが、即死はしない分対処は可能。

タンクキャラと相手のウルトの種類にもよりますが、基本的にはタンクは前に出て身代わりにウルトを受ける、防ぐ、妨害するのが基本。

特に味方にマーシーがいる場合はタンク一人の犠牲で済めばリザレクションで復活してもらえます。反対にマーシーやヒーラーが死んでしまったら回復もしてもらえずチームが瓦解します。

アビリティがCTで使えないタイミングでも、タンクが前に出て身代わりになるだけで味方の犠牲を減らすことができます。

相手のウルトと自身のアビリティの相性を把握して、味方を死なせるくらいなら自身が死ぬくらいの覚悟で身を挺し、味方を守りましょう。

拠点・ペイロードで粘って時間を稼ぐのもタンクの仕事

拠点での粘りに定評のあるウィンストン

拠点での粘りには定評のあるウィンストン。

状況によっては、タンクは拠点やペイロード周りで粘って時間を稼ぐことも重要。

この点、体力が多い上にバリアや高い機動力で長い時間生存できるタンクヒーローは最適です。

特にコントロールルールでの拠点防衛においては1%でも長く粘って時間を稼ぐことが非常に重要。

こちらが拠点を取っている状況であれば、立て直しが絶望的でもただひたすら粘ることでポイントを稼ぐことができます。

撃ち合いで勝つには歩調を揃えて集団でかかるのが定石ですが、この場合はリスポンした順で味方がきてくれればバトンをつなぐことも可能。

例え最終的に拠点をとられたとしても、諦めればその場で取られていたところを10%分粘ることができれば、コチラは+10%した上に相手に与えられるはずだった10%をなかったことにできるので、実質20%分の貢献といえます。

この点では特に機動力と体力に優れるD.Vaやウィンストンが最適。

D.Vaならディフェンスマトリックスしながら飛び回る → メックをはがされてもまた乗る(状況によっては自爆を使ってでも)を繰り返す。

ウィンストンなら拠点内で真上に垂直にジャンプとバリア、場合によっては体力が大きく増えるウルト プライマルレイジを駆使して時間を稼ぐことができます。

ただし、意味ない状況での無駄粘りは禁物。

粘るとリスポンのタイミングが遅れ、全員揃うまで味方を待たせることになるリスクがあります。

特に攻撃側は敵の防衛を突破するために人数を揃えて一気にいきたいところ。

なのに、一人だけ死なずにいられるとその一人のために待つか、諦めて一人少ない不利な状況で当たりに行くかの選択を迫られます。

いずれにしても状況的には不利になってしまいます。上級者になると敵のリスポンタイミングを崩すために、あえて時間をかけて生殺しにする戦術をとることも。

タンクに限ったことではありませんが、状況をよく考えて粘るか粘らないかの判断をしましょう。粘る必要がない、かつ生還の可能性がない場合は敵にウルトゲージを与えない飛び降り自殺がベストです。

タンクのキャラ別 立ち回り方・使い方

撃ちまくるオリーサ

タンクに限らず、キャラの特性にあった立ち回りが重要。

ここまではタンク全般の役割を解説しましたが、やはりキャラによって立ち回り方が大きく異なる部分も多くあります。

6人いるタンクヒーローのタイプを大きく分けると

  • 味方とともに前線を作って戦うラインハルト / ザリア / オリーサ / ロードホッグ
  • 敵陣に飛び込む奇襲で陣形を崩すダイブ系のウィンストン / レッキングボール / D.Va

のふたつ。基本的にはそれぞれ同じタイプのタンクと相性がいいといえます。

特にラインハルトとザリア、またウィンストンとレッキングボールの組み合わせは鉄板です。

ただ、D.Vaは敵の攻撃を消すこともできるディフェンスマトリックスもあり汎用性が高いためザリアやロードホッグと同様、味方とともに前線を支えることも可能。状況に応じてどちらで運用するのもありです。

それぞれの立ち回り方&使い方を解説します。

前線をつくるラインハルト / ザリア / オリーサ / ロードホッグ

味方を守りつつ前線で戦うザリア

味方を守りつつ前線で戦うザリア。

ラインハルト / ザリア / オリーサ / ロードホッグらは前線を作り味方と一緒に戦う立ち回りが基本です。

どっしりと構えてチーム全体を支える土台としての役割があります。突出すると袋叩きにされるため、ほかのロール以上に味方の立ち位置や動きをよく把握し、行動をともにしましょう。

バスティオンやトールビョーンのタレットなど、やられないよう守ってあげると真価を発揮する味方ヒーローやアビリティと相性がいいタンク群でもあります。

反対に、ダイブや裏取りする味方ヒーローだらけの場合はあまり相性がいいとはいえません。(1人いる程度なら全然いいのですが)

それぞれの特性と使い方をひとことでまとめると

  • ラインハルト:盾を張って前線をつくり、味方集団を引っ張って近距離線に持ち込むメインタンク。
  • ザリア:ほかタンクやアタッカーなど自分の前に誰かおいてバリアパワーを溜め、火力を出す攻撃的タンク。
  • オリーサ:設置型バリアと制圧能力の高いメイン射撃の火力を意識し、距離をとって一方的に攻撃する立ち回り。
  • ロードホッグ:フックと一発の重さを活かし、前線や裏取りしてきた敵を一人ずつ確実に狩る。ときには横や裏に回りこむ立ち回りも。

敵陣に飛び込むダイブタンク ウィンストン / レッキングボール / D.Va

敵陣ど真ん中に飛び込むレッキングボール

敵陣ど真ん中に飛び込むレッキングボール。

一方、上下移動にも強く機動力の高いウィンストン / レッキングボール / D.Vaは敵に奇襲をかけるのに向いています。

敵タンクを無視して前線を飛び越え、ヒーラーやアタッカーなど体力の少ない敵のキルを狙う立ち回りが基本。

キルまでは取れずとも陣形を崩し、敵の注意をひくことで前線の味方が非常に動きやすくなります。

特に一緒に飛び込めるダイブタンク同士やフランカー(足が速いアタッカー)との相性がバツグン。

実際単独でのダイブではキルまで結びつけるのはなかなか難しいですが、2人以上でタイミングを合わせて飛び込めば一気にキルをとることができますし、互いにかばいあって敵陣での生存時間を伸ばせます。

ほかにも、機動力を活かして高台から一方的に攻撃してくる敵にプレッシャーをかけて追い払うのもウィンストン / レッキングボール / D.Vaら機動力のあるタンクの大事なお仕事です。

なお、D.Vaは機動力だけでなくラインハルトのファイヤーストライクやモイラのバイオオーブ・紫など厄介な攻撃も消すことができるアビリティ ディフェンスマトリックスも持っています。

ダイブタンクとしてだけでなくラインハルトの随伴や味方ヒーラーの護衛など味方集団とともに行動するにも適しています。

状況に合わせて行動を選択しましょう。

飛び込んで生きて帰ってくるまでがダイブです。いくらダイブタンクの移動が早くても、いちいちキルされてリスポンポイントから復帰するのは時間の無駄。

キルされる前に自陣や安全地帯に退避し味方に回復してもらう → 態勢が整ったら再度ダイブを繰り返すヒットアンドアウェイがベスト。

いちいちキルされるとダメージを受けた分敵にウルトゲージを献上しているだけの最悪の状況につながります。

反対にやられるギリギリを見極めて帰還することで相手に徒労感を与え、深追いを誘発して味方とともに逆襲キルするチャンスが生まれることも。

また味方に回復してもらうことでヒーラーのウルトゲージが溜まるメリットもあります。

飛び込む以上はどうしても敵にウルトゲージを献上してしまうので、せめて味方ヒーラーのウルトゲージも溜めて敵のウルトに備えましょう。

生還するためには各種アビリティが生命線なので、CTの管理をうまくできるよう順番を考えて使いましょう。

例えばウィンストンはジェットパックで離脱することを考えると、飛び込みはジェットパックは使わず高台から飛び降りるなど組み立てが大事です。

まとめ:オーバーウォッチ タンクの使い方と立ち回り方の基本

  • タンクキャラは前線を作るタイプと敵陣に飛び込むダイブ系の2種類に分かれる。
  • いずれにせよ、タンクの主な仕事は各種アビリティと体力と巨体を活かし、敵の注目と攻撃を集めて味方を守ること。
  • 特に身を挺して敵ウルトから味方を守ることが最重要。

バランス的にはどうなの?と思うような3タンク編成がときおり流行るのも、やはりタンクが重要だから。

逆にタンクなしでは個々にキルはとれてもコチラもキルされまくり、制圧ができずに勝てません。

そのようにタンクはオーバーウォッチにおいてゲームを左右する非常に貴重な存在です。よきタンクライフを楽しんでください。

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