FPSシューティングでは珍しく、直接味方を回復できるオーバーウォッチにおいて、ヒーラーは超重要な存在。
しかし頑張っても回復しきれなかったり、敵に攻撃されてるのに守ってもらえなかったり。頑張ってるのに「 回復してくれ! 」なんて言われるとかなりグサッときます。
今回はチーム編成におけるヒーラーの選び方・相性を解説します。
ヒーラー初心者のみなさんはもちろん、脱・初心者した中級者のみなさんもぜひご一読を。
ヒーラー選びのポイント
- ヒーラーは2人以上が基本
- 攻撃側は火力&火力支援重視のヒーラー
- 防衛側は回復量重視のヒーラーがセオリー
- 味方を回復しやすい組み合わせ
- 敵に対しても、キルされにくく可能なら単独で敵を撃退できる相性のいいヒーラーを選ぶ
詳しく解説していきますが、特にこれらがヒーラーの選び方において特に重要なポイント。
ヒーラーそれぞれの特性・得意分野や回復量、また敵味方のチーム編成との相性が大事です。
ヒーラーは2人以上が基本
ロールキューが実装されたためいまでは2人が強制されていますが、超絶基本としてヒーラーは2人以上が必須と覚えておきましょう。
1ヒーラーでは安定した回復は回しきれないしキルされた時点でその戦闘は負け確のようなもの。ヒーラー自身の回復もハードルが上がってしまう難点もあります。
(例:アナのバイオティックグレネードが自分専用になり味方に使えない)
2ヒーラーか1ヒーラーかでは負担の度合いが数倍違うので、特別理由がない限り2人以上はヒーラーがいる編成がセオリー。
例えばアサルトルールの攻撃側で、回復する必要もないほどの火力で一気にひき殺して制圧する速攻戦術など、戦略あっての1ヒーラーなら構わないでしょう。
しかし、この速攻戦術もルシオ+ヒーラー(ゼニヤッタなど火力重視)がオススメ。
勝ちたいなら2人以上のヒーラーが安定すると憶えておいてください。0ヒーラーは論外。
火力重視か生存重視かでヒーラー編成を選ぶ
- 攻撃重視:ルシオ、ゼニヤッタ、ブリギッテ
- 回復重視:マーシー、バティスト
- どっちも:アナ、モイラ
その時々の調整によって多少変わることもありますが、ヒーラーの性能は基本的にこのような振り分けになっています。
ヒーラーが2人以上必要な点を踏まえた上で、火力重視のヒーラーで攻撃的なチームにするか、回復重視のヒーラーで生存率を高めるかを考えます。
ルシオ、ゼニヤッタ、ブリギッテは自身も攻撃に参加して火力を出したり、味方の攻撃を支援ができるヒーラーです。が、回復量はちょっと心もとない。
マーシー、バティストはどちらかといえば回復量重視のヒーラー。火力支援もできなくはないけど、回復に専念するタイプのサポートヒーローです。
アナ、モイラはもとより回復量も多いヒーラーですが、自身も攻撃に参加することで攻撃的にも立ち回れます。
攻撃か防衛かでも向き不向きが
オーバーウォッチのルールはどれも「 制圧 」することが勝利条件。
攻撃側は敵をキルし、ポイントやペイロードから排除して制圧し続け、防衛側はポイントやペイロードを制圧し続け、敵に時間を使わせることで勝利となります。
なので、
攻撃的なチームはペイロード / アサルト / ハイブリッドルールで攻撃側向き。
回復重視の編成はペイロード / アサルト / ハイブリッドルールで防衛側のときにキルを防いで粘り、時間を使わせるのに向いた編成。
コントロールルールでは双方攻撃・防衛側になる可能性がありますが、開幕時はどちらも攻撃側なのでどちらかといえば攻撃的な編成がオススメです。ポイントをとったあとは粘れる回復重視な編成に変えるのもありです。
例えば、ヒーラー二人をサブ+サブヒーラーであるルシオ&ゼニヤッタで立てれば回復量よりも火力を重視した編成になり、メイン+メインヒーラーであるマーシー&バティストとすれば防衛向きの生存重視の編成になります。
自己回復アビリティ持ちも考慮
ヒーラーを選ぶ際に、自分でヘルス回復できるアビリティを持つヒーローのことも考慮するのもお忘れなく。
例えばロードホッグ、メイ、トレーサー、ソルジャー76。また、圧倒的な移動速度で自分で回復パックを取りに行けるレッキングボール、ソンブラなどなど。
これらのヒーローらは危急でなければヒーラーを頼らず回復できるため、ヒーラーへの負担が少なくなります。
特にソンブラはハックにより回復パックの回転率を上げることができるので、機動力の高い味方が多いほどヒーラーの回復負担が減ります。
その分、ゼニヤッタ、ルシオ、ブリギッテなど攻撃的な立ち回りができるヒーラーをピックしたり、あえて2ヒーラー制を崩してDPSを増やして1ヒーラーにするなど火力を増強するのもあり。
バスティオンは回復食い
ただし、バスティオンは半専属ヒーラーが必要な要介護者。
自己回復できるアビリティを持ってはいますが、タレット状態では移動できないため一気に被弾しやすいキャラ。しかも強力な分、敵には常に最優先ターゲットとして狙わREます。
バスティオンがいる場合は介護要員としてメインヒーラーが必要と考えましょう。
バスティオンの専属サポートとしては不死アビリティもあるバティスト、瞬間回復量の高いモイラやアナ、安定した回復量に蘇生アビリティ+火力アップを持つマーシーがオススメです。
味方との相性
ヒーラーが味方を回復しやすい組み合わせかどうか相性も非常に大事です。
うまく回復してもらえないヒーローは一度帰還してヒーラーのところまで戻るか自分で回復パックを取りに行く必要があり、その分前線
例えばこちらのタンクがラインハルト、ザリアで固まって動くチーム編成の場合、集団を回復しやすいモイラ、ルシオがいいでしょう。
さらにいえばルシオはスピードブーストにより足を速められるため、接近戦が得意なラインハルト、ザリアにはピッタリ。
敵陣に飛び込むフランカーは遠距離からでも回復を供給できるゼニヤッタが相性よし。
タンクは瞬間回復速度、回復量ともにトップクラスのアナが相性よし。
以下、例として一部のヒーローに対して相性のいいヒーラー、悪いヒーラーを挙げておきますので、ご参考になさってください。
ヒーラーと相性のいいヒーロー例
- マーシー:ファラ、バスティオン
- ルシオ:ラインハルト、ザリア、メイ、リーパー / タンクが少ないチーム編成
- ゼニヤッタ:ファラ、ゲンジ、トレーサー、ドゥームフィスト
- アナ:タンク全般
- モイラ:ラインハルト、ザリアなど
- ブリギッテ:ラインハルト、ザリア、ゲンジ、トレーサー、ドゥームフィスト、ファラ
- バティスト:ラインハルト、ザリア、バスティオン
ヒーラーと相性の悪いヒーロー例
- マーシー:タンクが少ないチーム編成
- ルシオ:ファラ
- ゼニヤッタ:タンク全般(回復量不足)
- アナ:ゲンジ、トレーサー、ドゥームフィスト(※)
- モイラ:ファラ
- ブリギッテ:タンク全般(回復量不足)
- バティスト:ファラ
(※どんな味方でも安定して当てられるプレイヤースキルがあればアナでも相性問題なし)
敵とヒーラーの相性
敵とタイマンで戦うことの少ないヒーラーにとって、敵との相性問題はそこまで多くはありません。そもそも戦闘能力低めでまともに戦うのは不利。
特にゼニヤッタとブリギッテは敵のピックや編成によっては有利だったり、不利なので出さない方がいい相性がハッキリしています。
例えばゼニヤッタは対ファラに役立ちますが、ブリギッテはファラに手も足もでません。
逆にゼニヤッタはトレーサー、ゲンジらに張り付かれると絶望的ですが、ブリギッテはトレーサーやゲンジに対して強い。
ヒーラーだからといって味方に守ってもらうことばかり考えず、こういった敵との相性も把握しているとより安定した回復が可能になります。
敵に襲われたときの生存性も大事
敵は先にこちらのヒーラーをキルすることで回復を断ち、戦いを有利に進めようとしてきます。
特に前線を無視して直接後衛のヒーラーを狙ってくるトレーサー / ゲンジ / ソンブラなどフランカー、D.Va / ウィンストンなどダイブタンクには注意が必要。
基本的にヒーラーは味方に守ってもらえるよう孤立しない立ち回りが大事ですが、万一孤立した状況でで狙われたとき、どう撃退するかも非常に重要。
モイラ、マーシー、ルシオ、バティストは比較的簡単に逃げやすい or 敵を撃退しやすいヒーラー。
反面、ゼニヤッタとアナは敵に直接狙われると対処が難しいヒーラーです。あまりにキルされる場合、ゼニヤッタとアナはやめてほかの5人のいずれかにピック変更をオススメします。
敵に襲われた場合の生存については別途ヒーラーそれぞれ解説していますので、下記リンクをどうぞ。
まとめ:ヒーラーの選び方・チーム編成
オーバーウォッチはそのときどきでさまざまな調整が入るためチーム編成にも流行があり、最適解はありません。
しかし、やはりある程度のセオリーはあるもの。基本を押さえてパーティーでも野良でも常勝のチームを組み上げましょう!