味方と自身のスピードを上げるスピードブースト、壁走りや壁ジャンプを可能とするウォールライドなどアビリティのユニークさが際立つルシオ。
同じく攻撃的なサポート・ヒーラーであるブリギッテの登場で出番が減ったかと思えば、再度の3ヒーラーブームでまた人気キャラに浮上したり。なんだかんだオーバーウォッチファンに愛されているヒーローです。
今回はルシオをピックするにあたってチーム編成上相性のいい味方ヒーローと悪いヒーロー、そしてルシオにとっては鬼門となるアンチヒーローをまとめます。
ルシオと相性のいい味方ヒーロー
味方としてルシオと特に相性がいいのはスピードブーストを活かしてくれる接近戦に強いヒーローです。
一例ではありますが、具体的に言えば下記。
- ラインハルト
- ブリギッテ
- メイ
- リーパー
ルシオのスピードブーストで移動速度を速めることで特に接近戦が得意な上記のヒーロー達が猛威を振るいます。
オーバーウォッチでは通常移動の速度がトレーサーとゲンジを除き全員同じ。つまり、スピードブーストがかかった相手からは逃げられません。移動アビリティがあればまだしも、ないヒーローはラインハルトやブリギッテと死ぬまで殴り合うハメになります。
ハンマーをブンブン振り回しながら高速で迫るラインハルト、怖いですね。
高速で迫りながら冷凍スプレーを吹き付けてくるメイ。デブのクセに早いとか超怖いですね。悪夢です。
しかも接近戦では少し動くだけで画面上の動きが激しくなります。スピードブーストはその速度も速くなるため、相手はエイムを合わせづらくなります。反面、ラインハルト、ブリギッテ、メイらのメイン武器は攻撃範囲が広く、接近さえすればエイム不要なので問題なし。
(リーパーだけはある程度エイムを合わせないとダメージが減るので注意)
もし味方にこれらのヒーローがいる場合はルシオで積極的にスピードブーストしてあげましょう。もちろんやられてしまっては本末転倒なので、ヘルスが減ったら回復も忘れず。
ヒーラー役のルシオとしてはヘルス値が少ない方がいい
ルシオが回復しやすいという意味では、200族などヘルス少なめのヒーローや自分で回復できるヒーローがルシオと相性がいいといえます。
ヒールブーストはルシオ自身も含め効果範囲内に入っている味方全員を徐々に回復するスタイル。
しかし回復速度自体は遅く、特に最大ヘルス値が多く敵の攻撃を受けやすいタンクからすればルシオはヒーラーとしては心許ない面があります。
アンプイットアップアビリティを使えば一時的に回復速度が大幅にアップし一気に回復することもできますが、アンプイットアップはCTが長く連発できません。
その代わり、範囲内にいるだけで何人でも回復できる点を利用すればヘルス値の少ないヒーローらであればルシオでもある程度安定して回復可能です。
むしろ常時複数回復できるのはほかのマーシーやゼニヤッタなどほかのヒーラーに比べて大きなアドバンテージです。タンクが1人とか一人もいないなどチーム全体のヘルス値が低い場合は、ヒーラー役としてルシオが適していると言えます。
またロードホッグ、メイ、ソルジャー76など自分で回復できるヒーローもルシオへの依存度が低く、その分ルシオが攻勢に力を割くことができてGOOD。
(これはルシオに関わらずどんなヒーラーにも言えることですが)
ルシオとは相性が悪い味方ヒーロー
悲しいかな、相性がいいヒーローもいれば悪いヒーローもいるものです。まず相性の悪い味方ヒーロー。
- ヘルスの高いタンク:ルシオ単体では回復しきれない。
- ファラやウィドウメーカーなど単独行動タイプ:ルシオのブースト範囲に入ってこない。
先述の通り、ルシオのヒールブーストは回復速度があまり速くないため、高ヘルスのタンクを回復しきるのは大変です。
なので、タンクの数が多く回復しきれるか危ぶまれる場合はアナやマーシーなど回復量の多い別のヒーラーをピックしたほうがいいでしょう。
また、ファラやウィドウメイカーなど単独行動タイプのヒーローはルシオの回復 / スピードブースト双方の恩恵を与えづらい面があり、あまり相性がいいとはいえません。
もしそういった単独行動のヒーローが多く味方が固まらないチーム編成であれば、ルシオはやめてゼニヤッタなどほかのヒーラーにピック変更した方が無難です。
キャスディ、アッシュ、アナなどエイム重要キャラに注意
ルシオと相性が悪いというほどではありませんが、下記キャラが味方にいるチーム編成ではスピードブーストをかけるタイミングに気をつけましょう。
- キャスディ(旧マクリー)
- アッシュ
- アナ
キャスディ、アッシュ、アナなどシビアなエイムが必要となるヒーローは突然スピードブーストされると狙いが外れて邪魔になります。
オーバーウォッチは動きながら撃っても銃弾がブレることがないのであまり立ち止まって撃つことはありません。常に動きながら撃っていることがほとんど。そのため、意味もなくスピードブーストにされると予想以上に移動距離が伸びてエイムが合わなくなります。
もちろんスピードブーストが有効なシーンもたくさんあるので、これらのキャラがいたらスピードブースト禁止ってわけではありません。ただ、あまり細かく切り替えられるとどちらのスピードに合わせてエイムすればいいかわからず戸惑ってしまう、特に必要を感じないようなタイミングでの切り替えは避けましょう。
ヒーラーとしてのルシオの基本はまずヒールブーストで回復すること。すぐヒールブーストに戻さないといけない状況でスピードブーストにしたなら単純にルシオの判断ミスです。
エイムが大事という意味ではウィドウメイカーも事情は同じですが、ウィドウメイカーは高台にいることが多くスピードブーストの範囲に入ることが少ないので除外しています。
相性の悪い敵アンチヒーロー
ルシオは生存能力が非常に高いヒーローで、ウィンストンに対するリーパーのような明確なアンチヒーローはあまりいません。
スピードブースト&ウォールライドによる離脱能力とヒールブーストによる自己回復、接近してきた敵をノックバックして距離をとれるアビリティ サウンドウェーブ。大抵のピンチはなんとでもなります。
が、一応多少なりとも相性が悪く、ルシオがやりづらくなるヒーローはいます。
ソンブラのハックとEMPはマジ凶悪
相手のアビリティを封じるソンブラはアビリティ依存度の高いルシオにとって超相性の悪い凶悪な相手です。
ルシオはソンブラにハックされるとマジキツイ。ウォールライドもできないし、スピードブーストもヒールブーストに停止するので味方どころか自分も回復できない。敵に接近されてもノックバックで距離をとることもできない。
残るのは弾速が遅く使いづらい4点バーストのメイン武器のみ。ただのファンキーなおっさんと化します。
また、ルシオのウルト サウンドバリアで付与した青ゲージのバリアもソンブラのEMPを受けると一瞬で消え去ります。同時にハック効果でルシオはファンキーおっさん化。
ソンブラのハックは誰にとっても危険ですが、ルシオは特にヤバい。ハックされても味方の回復はできるマーシーやモイラを少しは見習ってほしい。
ラインハルトなど範囲攻撃やトールビョーンなどタレットも危険
強いていえば、範囲攻撃やオートエイムでの攻撃手段を持つヒーローは、通称ぴょんルシ(ぴょんぴょん跳ねまわるルシオ)の回避能力を活かした立ち回りを封じる点でアンチヒーローともいえるでしょう。
- ラインハルト
- ブリギッテ
- モイラ
- トールビョーン タレット
- シンメトラ セントリータレット
- メイ
これらのヒーローのメイン武器やアビリティのように範囲が広い攻撃手段や間合いに入るだけで自動的に攻撃が当たるオートエイムはルシオにとって鬼門です。
ルシオがいくらぴょんぴょん跳ねたり自己回復したりスピードブーストをかけても、攻撃範囲に入っているだけでダメージを受けてしまいます。
すぐに距離をとって離脱するか、タレットなどであればさっさと壊さないことにはかなり危険。上記のうちメイだけはオートエイムではありませんが、ばら撒かれたスプレーで凍らされるとそのままキルされる危険度が高いので、やはり距離を取る必要があります。
また、メイのスプレーとシンメトラのセントリータレットは攻撃対象の足を遅くする効果もあります。攻撃されていることに気づいたら早めに対処しましょう。
まとめ:ルシオと相性のいい / 悪い敵味方ヒーローまとめ
- ルシオと相性のいい味方ヒーローはラインハルト、ブリギッテ、メイなど接近戦に強いタイプ。
- キャスディやアッシュなどエイムが重要な味方ヒーローはスピードブーストを気軽に使えない点でルシオと相性が悪い。
- ファラやウィドウメイカーなど、単独行動する味方ヒーローはルシオがサポートできないため、相性が悪いといえる。
- アビリティ依存度の高いルシオにとって、最も相性の悪い敵ヒーローはソンブラ。
- ほかにも範囲攻撃ができるブリギッテ、メイ&タレットがおけるシンメトラなども敵として相性が悪い。