ゲンジ・ドゥームフィストと並んで、下手な人が使うとクソ雑魚だけどうまい人が使うとめっちゃ怖いダメージロール ソンブラ。
アビリティはトリッキーなわりにやってくることはシンプル。なのに強い。
なにもしていないように見えてソンブラの行動が起点になって壊滅、なんてことも多い難敵です。
実質ソンブラ一人に負けているなんて冗談みたいなシチュエーションもよくみかけるので、完封するぐらいの気持ちでい対策したいところ。
ソンブラの基本立ち回りをおさらい
対策の前に、ソンブラの思考を読むため基本的な立ち回りをおさらい。
基本的にはトレーサー、ゲンジらと同じヒット&ランで戦うフランカーです。
- 安全地帯にトランスロケーターのビーコンを設置し、活動拠点に
- ステルスで背後や側面に回り込んで奇襲ハック&射撃
- 反撃でデスする前にトランスロケーターを発動し安全圏へ逃亡
- 回復パックなどで回復し、再度①からを繰り返す
- ウルトが溜まったらEMPで一掃狙い
ソンブラはトランスロケーターを発動した瞬間にワープするので、スタンアビリティや瞬間火力がないとなかなかキルしきれません。
ソンブラ自身の火力はダメージロールにしては大人しい方ですが、装弾数が多いのでリロードなしで長々と撃ってくるうえ、こちらのアビリティを封じるハックもあり放置すると大やけどします。
フランカーにとっては残りヘルス=攻撃できる時間なので、ソンブラが姿を現したら放っておかずどんどん当たってダメージを与えるべし。
アビリティの特性と対策・対処方法
続いてソンブラのアビリティごとの特性と対策・対処方法を解説。
実戦で見て理解しているつもりでも細かい仕様を知らず対処できていないことも多いので、サッとでも目を通してください。
私のD.Vaへの愛が炸裂しています。
ハック:アビリティ封じ
ハックは対象のアビリティを封じる厄介なアビリティです。
ハックされるとラインハルトはバリアを出せず、ルシオはヒーラーでありながら回復すらできないなど、ヒーローによってはかなり致命的です。
モイラやバリア設置後のオリーサなど、比較的なんとかなるヒーローもいますが、その後の戦闘で不利になることは間違いなし。基本的に誰でもハックは怖いです。
ハック完了までにバリアや障害物などで射線を切るかダメージを与えることで中断させることも可能。
しかし現在のハックは完了までの時間がかなり短く、こちらの攻撃の初速が遅かったり射程の短いヒーローで自力阻止はかなり困難。
できるヒーローでも視界外から不意打ちされるとかなりの反応速度が必要で、実戦ではなかなか自力阻止できません。
安定して防ぐには可能な限り味方同士でカバーしあえる立ち回りが必要になります。
敵ソンブラにハックされた回復パックは敵しかとれなくなり、しかも通常再利用可能になるサイクルも数秒に大幅短縮されます。
いまではロール人数が固定されていますが、以前はソンブラがいる場合、ハックした回復パックを利用する前提でヒーラーを減らす変則的な構成が組まれることもありました。
敵と戦いながら回復パックの方に引き込んで回復 → 逆襲する予定が、敵ソンブラにハックされていてそのままデス、なんてこともよくあります。
優秀なソンブラ使いは上記基本立ち回りの合間にアチコチの回復パックをハックし、自身や自チームを有利に導きます。
相手にソンブラがいる場合は回復パックは当てにせず、味方ヒーラーを頼った方が無難。
ステルス:まったく見えない高速移動アビリティ
ステルスはソンブラの姿がまったく見えなくなる+移動速度が大幅にアップするアビリティです。
特徴が多いので箇条書きにします。
- よくあるステルス迷彩的ゆらぎもなく、敵側からはまったく見えない
- 足音はするので聞いていれば接近にきづくことは可能
- どんなに小さいダメージでも当てれば強制解除される
- 2メートル以内に接近すれば見える(解除はされない)
- トールビョーン・シンメトラらのタレットもステルスソンブラは察知できず撃てない
- ハンゾーの鳴響矢水、ウィドウメイカーのインフラサイトは効果ありで見える
- ソンブラのオポチュニストはステルス中の敵ソンブラには効果なく、見えない
- ステルス中は射撃、ハック、EMPなどの各行動ができず、解除してから行われる
ほか、たとえばマーシーの回復ビームがつながるとそこにいることはわかったりします。が、そもそもソンブラに回復をかけるヒーラーはほぼいないのでアテにはなりません。
ちなみにステルス中に射撃、ハック、EMPなどの各行動ができないため、それらのキーを押すとステルスが解除されます。
ステルス解除に一瞬の間があるため、見え始めているのにすぐ射撃・ハック・EMPができないスキがあります。
トランスロケーター:逃亡・移動用アビリティ
トランスロケーターはソンブラが自身が投げたビーコンの場所まで瞬間移動するワープアビリティです。
ソンブラ登場当初は設置から一定時間以内に使わないとビーコンが自動で撤去され使えなくなりましたが、現在では半永久的に残ります。
一度ワープするか、敵側の攻撃で破壊するか、ソンブラ自身の意思で撤去しない限りいつまでも放置しておいてオッケー。
基本的には突入後の逃亡・帰還用として使うことがほとんどですが、本来は越えられない壁や崖などを越えたり高台へ上がるための移動アビリティとして使うことも可能。
また、ビーコンを空中に投げてワープしつつステルスの解除でスキをなくすといった使い方も。
特にステルス状態からEMPを使うときのセオリーのひとつとなっているため注意。
ただ、トランスロケーターを使わずとも高台から飛び降りて落下中にステルスを解除することでもスキをカバーすることは可能。
ソンブラとしてはステルス解除にトランスロケーターを使うとそのあとの帰還手段がなくなるため、どちらかといえばビーコンは使わず高台から飛び降りEMPの方が多い印象。
オポチュニスト:ウォールハックアビリティ
ウォールハック効果を持つパッシブアビリティ オポチュニストも地味に強力。
壁越しでもこちらの位置を把握されてしまいます。
パッシブアビリティとは任意のタイミングではなく条件を満たすことで発動するアビリティで、オポチュニストの発動条件は相手のヘルスが満タンではなく減っていること。
ヘルスが99%以下なら、攻撃を当てていない相手でもヘルスバーが表示されます。
さらに、ヘルス50%以下では姿形までが壁越しに表示されるウォールハック効果が。ヘルスバーはともかく、相手の状況がわかるウォールハックはかなり強い。
ヘルスが満タンの状態以外では相手ソンブラに居場所がバレていると考えた方がいいでしょう。
さらに言えば、相手が野良ではなくPTの場合、ボイチャなどでほかの敵にも状態が伝わっている可能性があります。
ウルトEMPも怖い
ソンブラのEMPは直接ダメージがあるウルトではありません。が、EMPが当たった相手全員をハック状態にする厄介な代物。
特にD.Va 自爆やソルジャー76 タクティカルバイザーなど、ほかのウルトと合わせられると非常に危険です。
EMPにかかるとラインハルトのシールドもルシオのドロップ・ザ・ビートも使えないので、防ぎようがなくなります。
そうでなくても、味方の大半がアビリティが使えない状況では通常の撃ちあいでも超絶不利です。
可能な限り事前に接近を察知して深く入り込まれないうちに対処するのがベスト。
とはいえ、実戦でステルス持ちのソンブラを完璧にマークし続けるのは不可能に近い。
あとはEMPがたまってそうなタイミングでは味方同士の距離をそれとなく広げておいたり、各自障害物など安全地帯を近くにおくなどEMPを受けても対処しやすい立ち回りを意識したい。
EMPはソンブラがちゃんと当てていればすぐにたまるため、ウルト回転は速い部類。いつきてもいいよう注意しておきましょう。
このスキをついてEMP発動を止めることもできますが、実は高台からの飛び降りやトランスロケーターでのワープ中発動することで硬直のスキをカバー可能。
やはり、足音を聞いていたりこれまでのパターンで接近ルートや突入タイミングのアタリをつけるなど事前察知することが一番の予防策です。
なお、事前に接近を察知できても強引にEMPを発動されることもあります。
しかし、EMPを使ったソンブラを先にキルできただけでも、ソンブラ分の火力が減る+対応しないといけない方向が絞られ、被害を抑えることはできます。許すまじソンブラ、即キルしましょう。
ソンブラ対策1:足音や弾のバラまきで事前察知
対ソンブラ戦で大事なのが奇襲の阻止。ソンブラがハックや攻撃を開始するより前、ステルス状態で補足することを目指します。
フランカーは時間をかけずにさっさと追い払うことが重要。そのため、そもそも奇襲される前に察知して先にしかけるのが一番の対策です。
ステルス状態の敵ソンブラはまったく姿が見えませんが、足音は聞こえます。
先述の通りなにかしらダメージを与えるとステルスが解けるので、怪しい足音がしたらそちらへ弾をバラまくとよし。
足音が聞こえていない状況でも、余裕があるときは怪しいタイミング・怪しいルートに弾をバラまくとプレッシャーをかけることができます。
ソンブラ使いは流れ弾でステルスが解けることを嫌い、正面ではなく裏取りルートから来ることがほとんど。それでいて壁越えなどはできないので、基本的に地続きの場所となると、接近ルートはある程度限られます。
(トランスロケーターで壁越え可能だが、退避用なので通常移動には使わない)
本当にわずかなダメージでもステルスが解除されるので、火力はないけど射程が長く装弾数が無限なショットガンで弾バラまき放題のD.Vaが最適。
味方がソンブラに襲われてもすぐ駆け付けられますし。
私がD.Vaが好きなだけなんですけど!
ただ、オポチュニストは敵ソンブラがダメージを受けていてもステルス中は効果がないので、ソンブラなら敵ソンブラの場所がわかりやすい、なんてことはありません。
そもそもソンブラがやってくるときはヘルス満タンのはずなので、オポチュニストが効くとしてもあまり意味なし。
ソンブラ対策2:拠点を探してビーコンを破壊
退避所を特定しトランスロケーターのビーコンを破壊して逃げられなくするのもソンブラ対策として有効。
あえてビーコンは壊さず待ち伏せしてソンブラが帰還してきたところをキルするのもありですが、基本的にはそもそも逃亡できないようビーコンを壊す方がメリット多し。
ただ、ビーコン捜索の時間=戦闘してない時間が長くなるとその分だけチーム全体としての戦力が落ちるリスクがあります。
(ソンブラがダメージロールにしてはキル能力・突破力が低いので、こちらが1人抜けても一気に抜かれることは少ないけれど)
味方に無駄な負担をかけることになりかねないので、ビーコン探しは機動力の高いヒーローが適しています。
機動力の高いD.Vaなんか最適ですね! 私がD.Vaが好きなだk
ほかレッキングボール、ゲンジ、トレーサーなどがオススメです。
拠点が回復パック大の場所とは限らない
トランスロケーターを置く拠点はソンブラのヘルス200が一回で満タンになる回復パック大の場所が一般的です。
が、実のところソンブラの拠点が回復パックの場所とは限りません。
回復パック小でもハックしてあればトランスロケーターを再設置する間に十分回復できます。
そもそもステルス中は足がかなり速く、再突入までの道中で適当な回復パックをとってもOK。
うまいソンブラ使いだとその辺も考慮してうまくトランスロケーター拠点をズラしてくるので、あまりに時間がかかりそうなら拠点捜索は諦めて迎撃に力を入れた方がいいかも。
ソンブラ対策3:タイマンに持ち込ませない
不意打ちソンブラとタイマンに持ち込まれるのはNG。
非力と思われがちなソンブラですが、ハックされたうでのタイマンでは大抵のヒーローで勝ち目がありません。
ハック後、対ソンブラで不利ならキルされるだけ。対ソンブラで有利でもトランスロケーターで逃げられるのでよくて引き分け。一方的なリスクを押し付けられておいしくない。
とはいえハックされた状態ではまとも逃げることもできないので、絶対的に味方の援護が必要。逆にいえば、味方がソンブラに襲われていたら絶対に助けにいくこと。
ソンブラのメイン射撃は瞬間火力が低いだけで、装弾数が多く連射性が高いためワンマガジン撃ち尽くしたときの威力はかなりのものです。
しかもサブマシンガンはトレーサーやゲンジのメイン射撃と違いクセもなく使い勝手もよく、当てやすい部類です。
特に非力なヒーラーはマジ無理。移動アビリティのあるヒーローはともかく、被弾面積が広いゼニヤッタなんか一瞬で溶けます。
ソンブラのステルス解除や射撃音が聞こえたらまずヒーラーを見てすぐに駆け付けましょう。
また、ソンブラに襲われたときに味方のもとへ逃げられない・味方が駆けつけてこれない孤立した立ち回りはNG。
次項で解説する通り、コンパクトな陣形が無難です。
ソンブラ対策4:コンパクト陣形がセオリー、だけど
ソンブラ対策として、味方同士の距離を詰めてコンパクトな陣形にするのもセオリーのひとつ。
これはソンブラらフランカーに限らず、ウィンストン、D.Vaなどダイブタンクがいる場合でも一緒。
自身はいつでも逃げられるヒット&アウェイ型のフランカーにとって、非力な後衛のヒーラーや1人孤立している相手はエサでしかありません。
その点、陣形をコンパクトにまとめてあれば誰が襲われてもすぐお互い援護しえあえて、ソンブラを挟み撃ちにできます。
不意打ちでハックされ多少撃たれるのは仕方ないにしても、一瞬でも早くソンブラにダメージを与え、こちらのデスを減らすことが超重要。
1人でもデスしたら戦線復帰までの時間、敵より人数が少ないの状況になって全体的にも不利ですし、ソンブラを対策するための人員も減ってなおさら対処が難しくなります。
ソンブラに襲われてもキルされない、させないつもりで、お互いに援護しあうことを意識すべし。
ですが、敵ににソンブラらフランカーがいる場合はあえて拠点まで下がるのも有効です。
前進守備をしているとソンブラらフランカーに無人の拠点を踏まれる空き巣に入られることが多々あります。
ここで対応をミスするとチームは分断され、各個撃退され正面を突破されるリスクがあります。
そういう意味では、拠点A防衛時は全身守備せず拠点内まで下がって戦うのもフランカー対策となるのです。必然的に陣形がコンパクトにまとまる点でもGOOD。
ウルト EMPによる全滅に注意
ただし、コンパクト陣形や拠点内で防衛する場合はソンブラのウルト EMPに注意。
EMPは範囲内の相手全員をハック状態にするウルトで、まともに受けるとチーム全員がまともに機能しなくなります。
先述の通りほかのウルトに合わせられても危険ですし、単体でくらっても撃ち合いで不利になります。
敵ソンブラのウルトが溜まっていそうなタイミングでは少し味方との距離を離したり、くらったときはすぐ退避できる障害物を近くにおいた位置取りをするなど立ち回りで警戒が必要です。
かといって距離を離しすぎると援護しあえなくなるので、バランスが難しいところではありますが。
まとめ:ソンブラ対策
- ソンブラの本名はオリビア・コロマール。
- 可能な限り足音を聞き、事前に接近を察知したい。
- ハックからのタイマンはきついので、奇襲されたときは味方同士で援護しあう。
- オロビア・コロマール。
- 全体的にD.Vaがソンブラ対策として優秀。あとかわいい。
本記事とは別に、ソンブラのアンチキャラとそれぞれの具体的な使い方・運用方法を解説した記事もあります。
下記リンクから飛べるので、あわせてどうぞ。