なんと、オーバーウォッチの続編がBlizzCon 2019で発表されるとの噂が!
公式発表ではありませんが、スタークラフト新作開発を中止し、オーバーウォッチの続編とディアブロ4開発のためにリソースを集めているってハナシ。
ただ、先に言っておきます。オーバーウォッチ2はあと10年は出ない可能性すらあるぞ。期待しすぎるなよ。
今回オーバーウォッチの新作が発表されるとしても拡張パック or スピンオフで別ジャンルのゲームが出る可能性が高いのではないかと。
いずれにしてもただの推測だからね、間違ってたらゴメンねガブちゃん。
結局、オーバーウォッチ2はBlizzCon2019で発表されましたので、本記事は過去のものに。オーバーウォッチ2とナンバリングタイトルながらオンライン対戦自体は初代オーバーウォッチ共有されるとのことで、本記事の予想もギリギリ面目を保った感。
いずれにせよPvE&ストーリーも楽しみな話ですね。オーバーウォッチ2について現在判明している点については下記リンクよりどうぞ。
Blizzardがそんなに早く続編を出すワケが
正当続編としてのオーバーウォッチ2がまだ出ないと推測する理由のひとつが、Blizzardがそんなに早く新作・続編を出すわけがないってところ。
オーバーウォッチ、3年以上経ってもまだまだ盛り上がってるってスゴイことですよね。
実は日本でここまでメジャーになったゲームが少ないので知らない方多いんですけど、Blizzardのゲームってどれもこれも息が長いんですよ。
スタークラフト畑の人に「 オーバーウォッチもう3年新作出てない 」なんて言ってみてください。鼻で笑われます。
その理由のひとつが「 売れたからって続編をポンポン出さない 」ところなんです。どっかの戦争ゲームは少しは見習ってほしいですわホント。
ディアブロシリーズしかりウォークラフトシリーズしかり、一番ひどかったスタークラフトシリーズしかり。
参考までに、下記が主要タイトルの初代から正当続編の次回作発売までの期間です。
Blizzard各ゲームタイトル初代~2発売までの期間
- 初代ディアブロ:1996年12月31日 – ディアブロ2:2000年6月29日(約3年半)
- ウォークラフト2:1995年12月9日 – ウォークラフト3:2002年7月3日(約6年半)
- 初代スタークラフト:1998年3月31日 – スタークラフト2:2010年7月27日(約12年)
いやいや、オーバーウォッチはPvEがメインのディアブロより対戦メインのウォークラフト / スタークラフトの方が近い。
ウォークラフトは2から3が出るまでの間が約6年半。スタークラフトにいたっては2が出るまで12年以上もの間、初代と拡張パック1つで戦い抜いています。
ディアブロだけは初代ディアブロからディアブロ2が出るまで3年半程度。ブリコン2019が開催される11月にはオーバーウォッチも3年半なので、オーバーウォッチ2もあり得なくはないでしょう。
ただ、PvEがメインのディアブロに対し、PvPがメインのオーバーウォッチはどちらかといえばウォークラフトやスタークラフトの方が近いといえます。その点、やはりまだ2が出るには早いのではないかと。
※実はウォークラフト2だけは初代の発売から1年ほどと超短いです。
これはウォークラフトがBlizzardとして初のローンチタイトルだったこと、目玉となるネット対戦機能をつけることが主目的だったため。
そこで初代は除外し、ウォークラフト2から3発までの期間を挙げています。
オーバーウォッチ2を出す必要性ある?
どんなゲームだって、続編が出るのはファンとして嬉しい限り。しかし、冷静に考えましょう。
そもそもオーバーウォッチ2を出す必要性があるのかってハナシ。
3年経ったいまでも発売当初から変わらないペースで続く新マップ・新ルール・新キャラなどの追加コンテンツ。さらにルールカスタマイズ機能も実装。
一見イビツとも思われるバランス調整は新しい戦略・戦術の流行を作り出し、プレイヤーを飽きさせません。
おかげさまで発売から3年経ったいまでも十分すぎるほど楽しめるし、オーバーウォッチリーグや各種大会も盛り上がってる。
そんな折に「 オーバーウォッチ 」そのものの続編を出して移行を促すのはむしろリスキーなのではないかと。
APEXなどほかのゲームへの人口流出が見られるなか、下手を打てばオーバーウォッチそのものが終息することすら考えられます。
スポーツ性の高いオーバーウォッチに超絶グラフィックは求められていませんし、コンシューマ版は次世代機の具体的な発売時期もまだ未確定の状況。
グラ刷新のためにオーバーウォッチ2を発表するのも時期尚早でしょう。
拡張パックやスピンオフゲームの可能性は多いにある
オーバーウォッチ関連の新作が出るとしたら、現行オーバーウォッチから移行する正当続編のナンバリングの新作タイトルではなく、次のうちいずれかになると予想。
- 本命:PvEなど新モード搭載の拡張パック
- 次点:ストーリーとPvEメインのスピンオフゲーム
- ダークホース:MMO的なオンラインゲーム
今回リークされた情報(噂?)によればオーバーウォッチ新作ではL4Dに似たPvEモードも実装するとのこと。
しかしそれなら続編のオーバーウォッチ2としてではなく、現行の試合型オーバーウォッチに拡張パックとして追加するか両立できる別ゲームとしてのリリースが妥当ではないかと考えます。
実際にこれまで出たBlizzardゲームの主要タイトルには軒並み拡張パックが発売されています。全部に拡張パックがあるといってもいいくらい。スタークラフト2は3部作として拡張パックありきの販売形態でした。
次点で現行の試合型オーバーウォッチ並行する完全別ジャンルのスピンオフゲームが出る説。今回の噂で開発中断とされるスタークラフト新作も世界観は共有しながらも、本家のRTSとは違うFPSジャンルの別ゲームでした。
そしてダークホースとして、オーバーウォッチの世界観を借りたMMOゲームもありえなくはない。ウォークラフトシリーズでMMOのWorld of WarCraftが出ていますし。
オムニッククライシスの時代をオーバーウォッチのいちエージェント or いちオムニックとして冒険するってちょっと熱くない?
いずれにしても現行の試合型オーバーウォッチとの差別化として、ストーリー重視のゲームになっていくものと予想されます。
ちなみに、Blizzardの主要タイトルであるディアブロもウォークラフトもスタークラフトも、発売から2~3年程度で拡張パックが発売されています。
これもまた「 来るとしても続編のオーバーウォッチ2じゃなくて拡張パック 」って持説の根拠。
正当続編のオーバーウォッチ2が出るとしたら
現状の試合型オーバーウォッチを受け継ぐ形でオーバーウォッチ2で出す必要性として考えられる要因がひとつなくはありません。
世界的に禁止されつつあるルートボックス問題です。日本でいうガチャが世界的に問題視され禁止される流れにあるのです。
オーバーウォッチが発売された2016年当時はまだギリギリセーフな状況でしたが、その後、徐々に問題が大きく取り扱われるように。
オーバーウォッチのルートボックス(トレジャーボックス)はキャラ性能やゲーム性には全く無関係で良心的な方。しかし、それでもベルギーでは違法と引っかかってしまいました。
しかしDLC商法をとらず無料アップデートを続けるBlizzardにとってトレジャーボックス購入は開発と運営を支える貴重な収益源のひとつ。
いまさらオーバーウォッチからトレジャーボックス購入機能そのものを取り除くのは難しいでしょう。誰だってタダ働きはしたくない。
となれば、トレジャーボックスの収益モデルを転換するために続編としてオーバーウォッチ2を発売し、ユーザーの移行を促していく可能性は大いにあります。
ただ、それも拡張パックで刷新できなくもないように思えますが。
9月18日追記:Switch版発売決定で雲行きが怪しく
9月5日のNintendo DirectにてSwitch版オーバーウォッチの10月16日発売が発表されました。
これによってよりオーバーウォッチ2の発売が怪しいことに。さすがにブリコンで発表してすぐの発売、なんてことはないにしても、Switch版が発売されてすぐに続編の発表が行われるとは考えにくい。
同じく、Switch版の発売からすぐに拡張パックが発表されることはちょっと考えにくいので、ゲーム性の違うスピンオフゲームの可能性が高まったように思えます。
あとはイヤな予感がするけど、スマホゲーの可能性も……
とはいえBlizzardさん、昨年BlizzCon 2018にディアブロの新作を発表するといって出てきたのがスマホゲーで大ブーイングくらっていたので、さすがに同じ轍は踏まないような気もする。
いや、オーバーウォッチはいい意味で大して続編を待ち望まれてないし、スマホゲームが出る分には歓迎されるかもですけども。
まとめ:新作? 続編? オーバーウォッチ2は本当に出るのか考察
- 続編としてのオーバーウォッチ2の必要性が薄く、出るかは微妙。
- 拡張パック or スピンオフゲームが出る可能性は高い。
ドヤ顔で言ってますけど、冒頭でいった通りすべて私の推測、妄想に基づくハナシ。どちらにしても新作は少しストーリー性のある作品が出て欲しいですね。
なんせ現行のオーバーウォッチ、3年かけて進んだストーリーがヴォルスカヤ襲撃とドゥームフィストによるOR-16撲殺事件くらいなんですから。
TPSの新作が潰れるらしいスタークラフト勢には申し訳ないけれど、あと10年はスタークラフト2でザーグラッシュに耐えてもらいましょう。
まだまだいけるよね、なんせ発売からまだ10年も経ってないんだから。