以前までは結構雑に使っても強かったブリギッテ。しかし弱体化を重ねたのち、2019年にはリワークに近いレベルの大幅修正が入り、いまでは以前のような雑な使い方はできません。
今回はロールキュー実装以降におけるブリギッテのウルトとアビリティの使い方を解説します。
あまりブリギッテを使ったことのない方や初心者だけでなく、これまでマイキャラとして使ってきた方もぜひブリギッテのウルトやアビリティについて復習していってくださいね。みんな集まれ!
乱暴娘ブリギッテもいまではヒーラー
ブリギッテはサポートロールに属するヒーラーでありながら、セミタンク、セミDPSとしても通用する異様な強さを誇り、3タンク-3ヒーラーの変則編成であるGOATs構成の中心として長らく活躍してきました。
しかし、もともとは生存能力にものを言わせて強引に戦うスタイルだったのが、生存能力の要だったインスパイアによる自己回復とバリアが大幅に弱体化されて無茶ができないように。
その代わり、サポートロールらしく味方への回復能力が強化されてほぼヒーラーのような性能に落ち着きましたいまでは特に回復関連のアビリティの特性・使い方が重要です。
インスパイアで敵を殴って味方を回復!
- インスパイアはフレイルで敵を殴ると発生し、一定時間周囲の味方を回復してくれるアビリティ。
- ブリギッテ自身の唯一の回復手段だが、味方への回復より回復量が少ないので注意。
- 可能な限り常時発生させておきたいが、敵を殴る際の戦闘リスクに注意。
インスパイアはブリギッテがフレイルで敵をダメージを与えると発動する回復アビリティです。発動時に範囲内にいた味方を6秒間回復します。
回復の効果範囲は20メートルと結構広め。効果範囲の表示はありませんがルシオ ヒールブースト範囲の倍です。
回復速度は6秒間で130なので秒間21.6。ルシオのヒールブーストよりちょっと早いいいくらい。
これだけで回復を回しきるのはしんどいですが、最大で5人に回復を提供できると考えると結構な回復量を稼ぐことができるアビリティです。特にヘルスの最大低いサポートロール・ダメージロールを中心に全体の生存能力が底上げされるメリットはかなり大きいので可能な限り発動させておきたいところ。
ちなみに、インスパイアはウルトのラリーを除けば事故回復できる唯一の手段ながら、ブリギッテ自身のみ回復量が少ない点に注意。自己回復をアテにして無理に敵を殴りに行くとあっさりキルされます。
通常攻撃のメイン射撃・フレイル振り回しだけでなく、フレイルを前に投げ出すアビリティ ウィップショットを当てることでもインスパイアは発動します。
敵が遠く通常攻撃が届かないときはウィップショットで発動するのもありです。
また、通常攻撃でフレイルを振り回して攻撃するとき、画面を水平方向・横方向に振ることで攻撃範囲が左右に広がります。ラインハルトのハンマーと同じ。
一回の振りでより多くの敵に攻撃が可能なので、敵が周囲に複数いるときは視界ごとぶんぶん振り回しましょう。
リペアパックは早めに投げる!
- リペアパックはロックした味方に投げつけ60×2秒間回復させる単体回復。
- 3つまでストック可能で、ストックは時間で回復する。
- ヘルス上限を超えるとアーマーが付与される+複数投げておけばその分追加される特性があるので、早めに投げておくのがオススメ。
- リペアパックは当人もふくめ、相方ヒーラーが回復しにくい味方を優先!
リペアパックはロックした味方に投げることで発動する単体回復アビリティです。味方を照準にいれてロック → キーを押せば自動追尾で確実に当たります。
3個まで溜めておけるストック制。使うと時間で個数が回復されます。シンメトラのセントリータレットやジャンクラットのコンカッションマイン似た感じ。
遠方でも確実に回復できる+回復量が回復対象のヘルス上限を超えた場合75を上限にアーマーとして付与できる点がメリット。アーマー部分は一定時間経過で消えます。
2019年の調整で即時回復ではなくなりましたが、リペアパック1個につき秒60×2秒間の120回復となかなかの回復量。しかも同じヒーローに複数投げておけばその分だけ回復時間が延長され、回復し続けます。
(例:2個投げておけば4秒、3個つければ6秒間回復される)
味方ヒーラーが襲われたときなどにも備えて常に1個は残しておきたいですが、腐らせないためにも早め早めに投げておく使い方がGOODです。
上限3個のまま腐らせておくくらいなら、とりあえず最前線にいる味方に向かってポイポイ投げておくのがオススメ。一部とはいえアーマー化されますし、交戦中ならどうせダメージ受けますから。
リペアパックは相方ヒーラーが回復しにくい味方や相方ヒーラー当人を優先して投げましょう。
遠くの味方も簡単かつ確実に回復できる点はリペアパックの大きなアドバンテージ。空中のファラでも高台のキャスディでも敵陣深くのウィンストンでも低リスクかつ楽々に回復可能。
ゲンジに「 回復してくれ! 」連呼されるリスクも減ります。
また、相方ヒーラーの回復もお忘れなく。実は多くのサポートロールヒーローにとって一番回復しにくいのは自分だったりします。
シールドバッシュで危険を排除
- シールドバッシュは敵をスタンさせることができる強アビリティ。
- ラインハルト チャージやドゥームフィスト ロケットパンチなど即死級の攻撃も相打ちダウンで阻止できる。
- 敵ウルトを止めることもできるが、当てても止まらないウルトには注意。
- シールドバッシュジャンプで移動アビリティとして使うテクニックも。
シールドバッシュは敵をスタンさせることができる貴重なアビリティです。
キャスディ(旧マクリー)のフラッシュバンと同じく当てた敵の動きを一瞬止められるので、敵アビリティの妨害にピッタリ。
特にラインハルト チャージ、ドゥームフィスト ロケットパンチなど即死級の攻撃も止められる点はGOOD。
チャージ・ロケットパンチ発動後に正面から当てた場合、相打ちとしてブリギッテも相手もダウンします。ブリギッテも無防備にはなりますが、当たっていれば即死だった攻撃を止める代償としては安いもの。
不意打ちが多いロケットパンチはともかく、モーションも軌道もわかりやすいラインハルトのチャージは絶対止めるくらいの意気込みでいましょう。ちなみに、正面からではなく横からシールドバッシュを当てることで相打ちダウンではなく一方的にスタンさせることも可能。
アビリティだけでなく、本人強化系の敵ウルトもスタンで止めることができます。が、一部スタンさせても効果が持続するウルトもあるので注意。
その辺りの事情は基本的にはキャスディのフラッシュバンと同じ。下記リンクよりどうぞ。
いずれにせよ、現在ではシールドバッシュを起点にガシガシ戦うのは危険。
現在ではシールドバッシュに以前ほどの威力がなくインスパイアのブリギッテ自己回復量が低いため、シールドバッシュで動きを止めたからといってそのままガンガン戦っていては勝てないことも多々あります。
多少戦えるとはいえブリギッテはあくまでもヒーラー。無茶はせず勝てない相手はウィップショットやバリアをうまく使って距離をとりましょう。
移動テクニック:シールドバッシュジャンプ
シールドバッシュが前に移動する性質を利用し、移動アビリティとしても利用できます。
前方移動中にジャンプすることで、大ジャンプし素早い移動が可能。
デス後などはどんどん使って戦線への移動を早めましょう。ただ、いざというときに使えないのでは困るので注意を。
バリアは自分のために使うのが基本
バリアは基本的にブリギッテ自身のために使うものです。ラインハルトやオリーサのように味方を守るために使うのは無理。
緊急時、一時的に味方を守るために使うくらいはできますが、耐久値が低く盾としては小さすぎるため正直あまりに頼りないものです。
しかも盾を割られるとシールドバッシュが使えない点に注意。
基本は敵を殴るために接近する際や敵と離れるときなど、ブリギッテ自身の安全確保に使うものと心得てください。
使い方広がるウィップショット
- ウィップショットはフレイルを前方に飛ばし、当てた敵をノックバックさせるアビリティ。
- 接近戦で勝てない敵を飛ばして距離をとるときや崖際で敵を飛ばして環境キルする使い方にオススメ。
- 敵と距離を詰められない状況でのインスパイアの発動にも使える。
- ノックバックで敵の立ち位置をズラし、アビリティやウルトを妨害。
- あと一発足りない敵へのトドメの追い打ち。
- ウィップショットは発動してフレイルが手元に戻るまで無防備になる点に注意。
パッと思いつくだけでも、ウィップショットの使い方・使い道はこれだけあります。
特に勝てない敵と距離をとる使い方はブリギッテにとってウィップショットは生命線なので、敵にブリギッテの苦手なヒーローがいるときは温存しておきましょう。
あとは当てた敵をノックバックさせる効果を利用し、崖など落下ポイント手前の敵を吹き飛ばして突き落としてやるのもよし。ルシオのサウンドウェーブと同じようなイメージで待ち伏せすると決めやすい。
また、メイン攻撃が届かない状況でダメージを受けている場合、余裕があればウィップ・ショットを当ててインスパイアを発動させるのもあり。メイン武器のロケットフレイルだけでなく、ウィップショットでもインスパイアは発動します。
確実性は薄いですが、敵がウルトを発動したときにノックバックで吹き飛ばし妨害するにも使えます。B.O.Bをズラして射線を切るなど。
ほか、あと一発足りずに逃げられそうな敵のトドメにもGood。
ただし、ウィップショットは一時的とはいえブリギッテ本人が無防備になる点に注意。
フレイルを投げてから手元に戻るまでは盾を構えることができません。
どんな使い方にせよ盾を下げた瞬間に攻撃されるリスクがあるので、状況をよく見極めて発動しましょう。
全員集合! ウルト ラリー
- ラリーはブリギッテを含む範囲内の味方全員にアーマーを付与し続けるウルト。
- 敵と味方が集団でぶつかるタイミングで使うのがベスト。
- アーマーの付与速度は遅く、敵ウルトへのカウンターウルトには向かない。
ウルト ラリーはブリギッテ含め範囲内の友軍全員にアーマーを付与する効果。
秒間30のペースで10秒間付与されますが、アーマーの付与量に上限がある点と付与から30秒経つと消えてしまう特性があります。
ラリー発動中はブリギッテ自身の移動速度が速くなる効果も。その分ブリギッテも敵をぶん殴りに行きやすくなります。ラリー発動中に限っては、昔みたいに強引に前にでて戦ってもある程度大丈夫。
なので、どうせならラリー発動中に敵と戦った方がお得。っていうか明らかにそういう使い方を想定した特性です。
ただし、ブリギッテ一人で突撃してもボコボコにされるだけなので、必ず味方を巻き込んで突撃しましょう。
ラリーの使い方とタイミング
実際にウルト ラリーを発動するタイミングはブリギッテを含む味方集団と敵集団とが十分接近して交戦をはじめる直前もしくは交戦中がベター。
どちからといえば交戦中がオススメです。敵と戦うまで時間があるのに先に使ってしまうとアーマーの付与上限にかかってしまい、せっかくのアーマー付与効果が一部無駄になってしまうため。
また、ラリーを使ったブリギッテは自身も前に出て戦うため、必然的にインスパイアも発動します。しかし味方が全員ヘルス満タンではインスパイアは意味なし。
なので、交戦開始直後で多少なりともダメージを受けている状態で発動させれば、インスパイアの分も加味されてダメージレースにプラスに働きます。
ただしラリーとインスパイアを合わせても大した回復能力ではありません。敵の瞬間火力が高い場合は早めに使ったほうが吉。
一応、ラリーが突撃の合図として使える面もあるので、特に野良チームでコミュニケーションがとりづらい場合には交戦直前に使うのも有効。
ラリーは「 これから突撃するぞ 」という使用意図がハッキリしたウルトなので、全員が前にでるキッカケになります。
カウンターウルトとしては使えない
先述の通り、秒30のアーマー付与では敵の攻撃ウルトに対するカウンターウルトとしては使えません。温存せず味方集団で敵とあたるときにどんどん使ってよし。
一応、敵ウルトをシールドバッシュやウィップショットで止めにいくときに生還するために使うのはありっちゃあり。
まとめ:ブリギッテのウルト・アビリティの使い方とタイミング
現状のブリギッテはバリアとシールドバッシュとインスパイアによる自己回復能力の大幅弱体化により、以前のような戦闘能力は期待できません。
その代わり回復能力がかなり上がっているので、よりヒーラーとしての立ち回りが要求されるようになりました。
以前のようにガンガン前に出て戦うのではなく、一つ一つのアビリティを効果的に使えるよう、よく意識して運用したいですね。