蝶のように舞い敵を凍らせ、蜂のようなヘッドショット。アイスウォールで逃げるイヤらしい立ち回りとクリオフリーズによるヘルス数値以上の堅さ。
そして煽り性能の高いボイスとポッチャリ体型で我々の心をつかんで離さないメス豚メイ。
今回はそんなロリババア メイの使い方と立ち回り方を解説します。ババア結婚してくれ。
タイマン最強と名高いメイだけれど……
発売当初タイマンでは最強といわれたメイ。しかし現在では対策と各キャラのが進み、最強説も大分落ち着いています。
残念なことにオーバーウォッチは個のゲームではなく集団線のゲーム。単独で集団を相手にはできません。
ツララは発射レートが遅く、ウルトも妨害系。特別火力があるわけでもないため、ほかのヒーローらよりも慎重なエイムと戦況に合わせた行動、味方との連携を念頭においた立ち回りが重要になってきます。
基本的にはツララでダメージを与えつつはぐれた敵は凍らせて確殺、相手の連携が鈍いなら裏取りからのヒーロー殺し → アイスウォールで逃亡が主な立ち回り。
死にそうなときはクリオフリーズで自己回復。また、アイスウォールは非常に汎用性が高く、攻撃・守り・逃げのすべてで活躍するのでうまく活用しましょう。
- 敵を凍らせて頭にツララ&パンチ
- メインはサブ射撃のツララ、どんどんツララを当てるべし
- 攻めと守りと逃げのアイスォール
- クリオ(とアイスウォール)で生き残れ!
- ブリザードは絶対に味方と一緒に。
はぐれた敵は凍らせて確実にキル
メイの最大の特徴はメイン射撃のスプレーで敵を凍らせることが可能な点。
タンク以外の体力の少ないヒーロー、通称200族なら凍らせればツララヘッドショット(+パンチ)でキルできます。
ほかの敵に邪魔されなければ凍らせた時点でキル確定です。落ち着いて当てましょう。
ヘッドショットが外れてキルがとれなかったときのために、ツララを撃った瞬間にパンチも忘れずに。特に凍った相手がヘルスが250のメイのときはパンチ必須です。
なお、ヘルスの多いタンク系のキャラは凍らせてヘッドショット + パンチでもキルできません。
凍らせたタンクに敵ヒーラーがついているなど状況よっては返り討ちにあう可能性があるので、タンクを凍らせるときは味方も撃ってくれるか(メイ単独でないか)、敵の数などを念頭におきましょう。
メイン武器はツララ
メイのメイン武器はスプレーよりもむしろツララです。
150のトレーサーならヘッドショットで一発。200族でも2発でキルできます。積極的に狙っていくべきです。
確かに敵を凍らせてヘッドショットによる一方的な攻撃は非常に魅力です。が、集団戦が基本のオーバーウォッチではそううまくいきません。
ほかの敵にツララを防がれたり、凍った敵を狙っているメイに猛攻をかけて阻止にかかります。
相手も弱い初心者帯のときはともかく、オーバーウォッチに慣れた相手と当たるようになると凍らせてのキルばかりでは勝てないように。(そして味方にメイが嫌われていく)
集団からはぐれた敵をみかけたときや敵集団の連携が鈍いときなどイケると判断した場合を除き、ツララで直接ヘッドショットを狙った方が結果的により多くのダメージが見込めます。
もちろん、自チーム全体の火力が高いといきはツララヘッドショットではなくあえてスプレーで足を遅らせ、味方にキルしてもらうのもありです。
例えばバスティオンの射線上に敵がいるときやラインハルトが暴れているときは凍らないまでもスプレーするだけで足が遅くなり、味方がガンガンキルを取ってくれます。
ツララかスプレーか、ちゃんと状況を見極めて使い分けられるようにしましょう。
ジャンプしながらでもツララを当てられるように
メイに限らず、オーバーウォッチではぴょんぴょんジャンプしっぱなしにするのが基本。攻撃が当たりにくく、さらにいえばヘッドラインがズレてヘッドショットされにくくなり被ダメージが全然変わってきます。生存戦場で立ち止まるなんて自殺行為です。
当然こちらも動きながら撃つので当てるのが難しくはなりますが、ジャンプしながらでも当てられるようエイムの練習が必要です。
距離が近いほどジャンプしたときに相手の頭が近くなる上に、ツララが着弾するまでのタイムラグが短くなって当たりやすくなります。
メイは250のヘルスと無敵状態で自己回復するクリオフリーズによる堅さと、足元発動によるアイスウォールに乗っての逃げにより生存性能は高いので、相手ヒーローのリーチも意識しつつ積極的に前に出ていきましょう。
ツララは出だしと弾速が微妙に遅く、相手との距離と動きを予想した偏差射撃が必要。
トレーニングモードではトレーニングボットが単純な動きをしてくれるので、距離ごとの偏差射撃の感覚をつかんでおきましょう。
胴体にある程度当てられるようになれば、あとはヘッドライン(頭の高さ)を意識するだけで当てられるようになります。
ツララは弾が大きくヘッドショットはしやすい部類。とにかく練習で精度を高めておきましょう。
ウルト ブリザードの使い方
メイのウルト ブリザードはメイが親友ロボを投げ込み、地面についてから発動です。投げた時点でウルトのかけ声が入り敵は警戒しますし、凍るまでに逃げられることが多々あります。
逃がさないための主な手段は二つで、ひとつめがアイスウォールで敵の退路を断つこと。ふたつめが、ウルト発動後味方とメイとで挟み撃ちにすることです。
アイスウォールで敵の退路を断つコツは、敵がブリザード中央の反対側に入るよう気持ちあさめに投げること。
中央から後ろ側で当たれば敵は当然後ろに逃げたくなります。で、その後ろ側をアイスウォールをふさぐわけです。
相手はこちらをみたままじりじりと下がることになり、背後のアイスウォールには気づかず。
なぜ逃げられなかったのか理解できぬまま、ブリザードの寒さと迫り来るメイのツララに震えることになります。
味方との挟撃の場合はメイが単独で敵の裏側や高台に回り、背後から敵集団に向かってアイスウォールを投げるのが常套手段。
投げると同時にメイ自身も躍り出て足の遅くなった敵をツララヘッドショットでキルしたり、逃げそうな敵にはスプレーをふりかけて確実に凍らせていきましょう。
メイ単独でのウルトは厳禁
メイのウルト ブリザードは単独使用厳禁です。
オーバーウォッチ初期のメイはウルトゲージが非常にたまりやすく、どんどん使って回転させてオッケーでした。が、現状ではそこまでたまりやすいわけでもありません。
もとより決まりにくいウルトなうえ、決まっても結局メイ一人でキルが取れるのはせいぜい1人か2人。単独で無理をすると難をブリザードから逃れた敵により逆襲キルに遭うことも。
ウルトを投げた直後にメイがキルされるのもアウト。腐ってもアタッカー・ダメージ枠のメイ。ヘッドショットで1人は確実にキルできる火力は貴重です。
敵が凍るまではクリオを使ってでもやられないようにしょう。
ブリザードは反射・消され注意
なお、ブリザードは親友ロボが地面についてからの発動。
空中にある間はD.Vaのディフェンスマトリックス消え、ゲンジの木葉返しで反射可能です。
遠くを狙ってあまり高く投げると消される or 返される可能性もあります。メイのウルト阻止は難易度が高く、特に乱戦中など狙ってやるのはあまり現実的ではありません。
しかし、たまたま消されてしまったり、タイミング的なところでウルトを読まれてしまうこともあります。
幸いメイのスプレーはD.Vaやゲンジに対してかなり有効。相性的にメイは優位に立てるので、確実に決めたいときはD.Vaやゲンジをスプレーで追い払ってからブリザードを投げましょう。
メイのお仕事
以下がメイがこなしておきたいお仕事です。
- ソンブラ、ゲンジ、トレーサー、ウィンストンなどフランカーダイブ系の敵から味方ヒーラーを守る。
- アイスウォールで味方を高台に導く。
- アイスウォールでの攻撃や敵ウルトから味方を守る。
敵フランカー、ダイブの撃退
こちらの懐に飛び込み後衛を狙うフランカーやダイブ系の敵を追い払い、ヒーラーを守るのもメイの大事な仕事です。
確実にツララを当てられる自信があればヘッドショットでダメージを与えればよし、自信がなくてもスプレーをまいて足を遅らせるだけでもオッケー。
ウィンストン、D.Va、レッキングボールなどダイブ系の敵は体力が多いためキルまでは難しいところですが、ソンブラ、ゲンジ、トレーサー、ドゥームフィストといったフランカーであれば凍らせればほぼ確実にキルがとれます。
相手もバカじゃないのでスプレーされた時点ですぐに逃げることでしょう。なかなか凍らずキルをとるまではいけません。が、撃退してヒーラーを守るだけでも十分です。
トレーサーが相手の場合はヘッドショット狙いでツララをバラ撒くのがオススメ。トレーサーはアビリティの関係であまりぴょんぴょんジャンプしませんので、頭の高さに向けて適当にバラ撒くだけでも結構キルがとれます。
もちろん、狙えるようなら動きを予測して撃っていきましょう。
アイスウォールで味方を高台へ
地形を変えることのでるメイのアイスウォールは、本来テレポーター以外ではいけないような高台やジャンプでは届かない場所を渡ることが可能です。
足元に出して持ち上げることで味方を高台や普段いけない場所に連れて行くこともできるので味方の配置を手伝ってあげましょう。特にバスティオン、ソルジャー76、トールビョーン辺りは喜ぶはず。
もちろん、事前の打ち合わせやボイチャなどで連携が必要ではありますが……
敵アビリティやウルトから味方を守る
バリアではなくアイスウォールによる物理的な遮断なので、ラインハルトでも防げないようなかなり多くの敵ウルトから味方を守るのに適しています。
D.Vaの自爆のような範囲の広いウルトや、バリアでは貫通して防げないモイラのコアレッセンスなどは確実に防ぎたいところ。
レッキングボールのウルト マインフィールドでばら撒かれる地雷(機雷?)もアイスウォールに触れると爆発するので、地雷原にアイスウォールを出すだけでかなりの数の地雷を撤去可能です。
なお、なぜか味方レッキングボールの地雷もアイスウォールに触れると爆発してしまうので注意。
ほかにも味方やメイ自身めがけてタックルしてくるラインハルトのチャージを止める、セントリーモードに入ったバスティオンの射線をふさいで距離を詰めるなどさまざまな使い道があります。
難易度は少々高くなりますが、慣れればロードホッグのフックに捕まった味方を助けることも可能です。
フックされた味方がロードホッグの眼前に引っ張られる前にロードホッグと味方の間にアイスウォールを出すだけ。
時間的な猶予がないため難しいところですが、ロードホッグの目の前に出すように出すと結構防げます。
特にラインハルトのチャージやロードホッグのフックは多くのキャラが即死する危険なアビリティなので、敵にラインハルト、ロードホッグが要る場合は防げるように意識しておきましょう。
粘っての時間稼ぎ
メイはクリオフリーズとアイスウォールにより非常に高い生存性能を誇ります。
- 隅っこでアイスウォールで隠れる
- 壁がなくなってヘルスが少なくなったらクリオフリーズ
- アイスウォールのCTをしのぎ、もう一度アイスウォール
がベストではありますが、2度めのアイスウォールのためにCT明けまでもって行くのはなかなか難しいところなので、ヤバいと思ったら無理せずクリオフリーズを先に使っちゃいましょう。
なお、クリオフリーズ自動で解除されるまで粘ると溶けるタイミングに合わせて手痛い攻撃が飛んできます。ある程度で食らったら早めにクリオフリーズをし、自動解除される前に自分で解除して真下にアイスウォールを発動し、壁の上に乗ってしまいましょう。
メイがアイスウォールで持ち上がると敵からすれば視界から消えるため、相手は一瞬戸惑ってからメイを探すことになります。アイスウォールを敵とメイの間に出して盾代わりにするのもありです。
が、それなら壁の上に上がったあとに飛び降りればいいだけのこと。上に乗ればアイスウォールを伝って高台に逃げるなどの選択肢が増えるので、壁は真下に出すことをオススメします。
こうこうして味方が来るまで粘れればよし。
特にコントロールルールではこの粘りが非常に大事。最終的に奪われたとしても、10%分時間を稼ぐことができたとすれば、敵にとられずはずだった10%とあわせて20%分稼げたことになります。
コントロールルールに限らず、ペイロード / ポイントキャプチャー / ハイブリッドのどれでも、極端な話防衛側はキルは全然とれずとも時間を使わせるだけでも勝ちになります。(最後は防衛ポイントやペイロードの周りから追い出す必要があるけれど)
メイだけリスポンの時間がズレてしまい、味方は次の当たりでメイ抜き 5 VS 6 の人数不利な状態で戦うか、あとからキルされたメイがリスポンするまで待って時間を無駄に必要が出てきます。
逃げられるのであれば逃げればよし、無理そうなら立ち止まってツララでも撃ってウルトを溜めながらキルされましょう。もし近くに崖があればフライハイがオススメ。自殺なら敵にウルトゲージを返上せずにすみます。
アイスウォールで敵を分断&時間稼ぎ
アイスウォールは射程内であればどこでも瞬時に出すことができ、例えば敵の背後にいきなり出すこともできます。
例えばハナムラA防衛側のチョークポイントで相手ラインハルトが一歩でも門を抜けて踏み込んできたら、背後に壁を出すだけでラインハルトを完全に孤立させることが可能です。あとは6人で焼くなり煮るなり。
チョークポイントに限らず、味方にラインハルトがいるときはどんどん先頭敵のすぐ後ろにアイスウォールを出しましょう。
その壁を利用して味方ラインハルトがチャージして敵を一人減らしてくれます。アイスウォールがあるとチャージ距離が短くなる上、氷の壁がほかの敵から攻撃や妨害を防ぎ、ラインハルトが安心してチャージができます。
特にラインハルトやザリアはほかのヒーローよりも前に出てくることが多いので、積極的に狙いたいところ。ザリアやラインハルトがいなければ相当楽に敵を蹴散らすことができます。相手は後退するか不利な状況で戦うかの2択を迫られることになります。
ほかにもラインハルトやオリーサのバリアが割れそうなとき、回復が間に合わないときなどはアイスウォールで敵と自陣を分断し時間を稼ぐことも可能です。
まとめ:最強ロリババアメス豚 メイの使い方と立ち回り
メイはいまでこそダメージキャラに統合されていますが、さすがに元はディフェンスキャラだっただけあって味方や陣地を守るのに適したキャラ性能です。
裏取りやリスポン待ちでの暗殺向きなところもありますが、メイがいる時点で特に味方後衛からはウルトや裏取りから守ってくれることを期待されます。
敵が集団を作れずバラバラでスキだらけなときはともかく、敵のウルトが来そうなときや裏取り・フランカーによるハラスが激しいときは味方を守れるよう味方集団から離れすぎない立ち回りをオススメします。
凍らせてのキルよりも熟練したメイ使いによるツララヘッドショットの方がよほど怖いので、遠距離からでもどんどん狙っていきましょう。