敵を一掃できる自爆ウルト。やられるとメックから緊急脱出し生身の戦闘継続。
個性の強いオーバーウォッチ異色のタンクヒーロー、いやメインヒロインであるD.Va。
ロマンあふれる高性能ヒロインD.Vaを使いこなすため、基本的な使い方と立ち回りを解説します。
D.Vaはあらゆるパラメーターが全キャラトップクラス
実はD.Vaはすべてのパラメーター・性能が全キャラ中トップクラスの値を誇るヒーロです。
全キャラを即死させられる1000ダメージの自爆ウルトと、ブースト射撃ミサイル体当たりパンチコンボによるDSP。
アーマー付のヘルス値600+中身の小柄ハナちゃん150のヘルス → ウルトが溜めてまた600のメック召喚できる生存性能。
あらゆる場所へ高速で飛ぶことができるブーストによる機動力と、敵ウルトすら無効化できるディフェンスマトリックス。(しかもどちらもCT短め)
ただし、通常射撃はかなり近づかないと火力が出ないし、ウルトは少々決まりにくい部類。
しかもD.Va本体が乗り込むメックは本体がでかい上にヘッドショット判定が非常に広く、ヘルス値の割には打たれ弱い弱点があります。
ロードホッグ同様立ち回りを間違うとただ敵にウルトゲージを献上するだけのウルトタンクになってしまうので、特にランクマで使うときは使い方をしっかりマスターしてから臨みましょう。
ブースト&ミサイル&射撃&体当たりパンチコンボ
D.Vaの強みはなんといってもブーストによる機動力といつでも併用できるミサイル。
敵に向かってブーストしながらミサイル&メイン射撃 → 体当たり&殴りコンボで体力200族なら一瞬のうちに葬り去ることが可能です。
D.Vaは普段は低火力ですが、このコンボは超高火力。ジャンクラットやゼニヤッタ、トールビョーンといった体力少ないくせに丸っこくて被断面積の広いキャラには特に当たりやすく有効です。
多くの海外プレイヤーが「 D.Vaはリーパーみたいなもの 」とまで称しているほどです。
多少撃ち漏らしたとしても、低火力ながらも当てる能力&CTの短いブーストでの移動能力があるD.Vaから逃げることはできません。
高い機動力を活かして一方的に敵を攻撃してやりましょう。昔から歩兵は騎馬兵に勝てませんし、戦闘機も機動力のある方が勝つのが闘いの世界です。
接近したあと敵からの反撃が激しいときは、通常射撃はやめてディフェンスマトリックスを張り、相手のリロードを誘発してからゆっくり刈り取りましょう。D.Vaは弾無限なのでリロードを気にせず撃ちまくってよし。
ちなみにミサイルはディフェンスマトリックス中でも撃てる優れもの。相手に向かってブースト中でもディフェンスマトリックスを張りながらミサイルを撃てば一方的に攻撃可能です。
「 いま一番重要な場所に飛び込む 」立ち回りが基本
ほかのキャラにはないD.Va一番の能力が、高い機動力でどこにでも瞬時に駆けつけられること。
なので、常に「 D.Vaにしかできない、D.Vaならできる 」ことを意識しながら、状況をみて「 いま一番必要とされること 」をやりましょう。
その一例が下記です。
- 高台や敵後方から一方的に攻撃してくるタレット、スナイパーやソルジャー76ら後衛の排除。
- バスティオン撃退のために特攻し肉壁になる。
- 空中から爆撃してくるファラのキル or 撃退。
- 敵ウルトや厄介な攻撃を消したり代わりに受けて味方を守る。
- ウィンストンことゴリラのウホウホダイブのお供。
- 敵フランカーや裏取りによるヒーラー、後衛のキルを防ぐ。
これらの仕事をしないならD.Vaである必要が皆無です。なんのためにD.Va使ってるんだ、敵にウルトゲージ献上しているだけじゃねーかって話になるので、もっとふさわしいキャラに変えた方がいい。
敵高台や後方のタレット、スナイパーらの排除
こちらが攻撃側の時、防衛側は高台や前線後方にタレットやバスティオン、ソルジャー76などを配置して有利な位置から一方的に攻撃をしかけてきます。
特に高台からの射撃は放っておくとかなり不利なので、D.Vaはすぐにブーストで排除に向かうべきです。
ただし、敵前線の頭上を飛び越えるなど複数の敵に狙われる立ち回りではヘルス600のメックといえどももちません。
移動後、敵とタイマン or 囲まれることを考えると体力の消耗は可能な限り避けたいところ。ディフェンスマトリックスを使ったりほかの高台づたいにいくなど、敵の死角をうまく使いましょう。
ちなみにウィドウメイカーはタイマン余裕です。D.Vaに対して勝ち目はないのでまず逃げるはず。
トールビョーン&タレットとのタイマンはちょっとギリギリですが、ミサイルとディフェンスマトリックスとミサイルをうまく使ってタレットかジジイかのどちらかをさっさと沈めれば勝てます。
キャスディ(旧マクリー)はフラバンをうまくディフェンスマトリックスで消せれば余裕。最大6発撃ってくるファニングも消せれば非常に有利。前転リロードも使わせて通常リロードまで追い込めればベストです。
ソルジャー76とのタイマンは結構ギリギリのラインです。お互いのアビリティが残っているか、うまく使えるかも含めプレイヤースキル次第。
いずれにしてもキルまで取れればベストで、プレッシャーをかけて高台から引きずり降ろせれば上々です。
相手が複数いる場合は無理せず時間稼ぎに徹し、メックがやられないうちに撤退できるよう立ち回りましょう。
例えば高台の2人をD.Va1人で弾とアビリティを使わせられればその間地上は5 vs 4でかなり有利なはず。ただし、無駄にやられるだけだと高台ポジションからウルトが降ってきます。ボコボコ殴られ過ぎないように注意。
バスティオンに特攻し肉壁に
高台・後方からの一方的攻撃してくるバスティオンも同様にD.Vaのお仕事です。
ただし、タレットバスティオンにダイブして勝つのは無理。バスティオン単独ではなくマーシーやオリーサなどの介護がついているとなおさら無理。
D.Vaともう一人は味方との強力が必須です。
対バスティオンにおいてD.Vaの仕事は飛び込んでディフェンスマトリックスで弾を消しつつ視界をさえぎり、囮になることと考えましょう。
具体的には、D.Vaがブーストで急接近 → 密着。視界をさえぎりつつディフェンスマトリックスで弾を消し、ミサイルでプレッシャー。
この際、バスティオンが味方集団から視線を外すよう背後に回れればなおよし。その隙に味方がバスティオンを攻撃し一気にキルをとります。
たとえD.Vaとバスティオンとたとえ刺し違えても、キルがとれれば儲けです。可能なら敵マーシーによるバスティオンの復活もできないよう、その場で踏ん張れるのベスト。
D.Va以外の味方も全員で前線をがんがん上げてプレッシャーをかけたいところです。
つまり、D.Vaも味方の援護がもらえるタイミングで飛び込まないとただの無駄死にになるので注意。
ファラのキル
D.Vaのお仕事で忘れてはいけないのがファラの撃退。D.Vaによる対ファラ戦術は非常にシンプル。
ブーストタックルの間合いに入ったファラに向かってブーストミサイル&体当たりコンボをかますだけでオッケー。仕留めきれずとも、ファラは逃げるほかありません。
ファラに対して安定してダメージを与えられるヒーローが限られる中、D.Vaはファラに対して非常に有利なポテンシャルを持ったヒーローです。
アンチと言っても過言ではありません。ブースト後の着地点が袋叩きに合うような状況でなければ、積極的に狙っていきましょう。
敵ウルトや強力な攻撃を消す&受けて味方を守る
ディフェンスマトリックスで敵のウルトを消したり、身代わりになって味方を守るのもD.Vaの非常に大きな仕事です。
- ファラ:バレッジ
- リーパー:死ね死ねブロッサム
- ソルジャー76:タクティカルバイザーの射撃
- バスティオン:タンクモードの射撃
- キャスディ:デッドアイの射撃
- ハンゾー:龍撃波(龍になる前の矢)
- ザリア:グラビトンサージ(地面に当たって発動する前)
- メイ:ブリザード(地面に当たって発動する前)
これらすべて消せます。敵ウルトの掛け声が聞こえたらディフェンスマトリックス&声のする方へブーストです。
例えディフェンスマトリックスがなくても、可能な限りD.Vaが前にでて敵のウルトを受けるようにしましょう。
D.Vaならメックをはがされても中身が生き残る可能性がありますし、メックにはブーストがあって戦線復帰が早いです。D.Vaがキルを取られても、ほかの味方を守れれば万々歳です。
各ウルトごとの消し方、コツは別途記事にしていますので、各リンクも併せてご覧ください。
発動まで若干時間はかかりますが、D.Vaの自爆で逃げざるをえない状況にしたり、逆にキルしてやるのも手です。
(ただし、敵ウルト中にメックから飛び出た中身のハナちゃん本人が非常に危険なリスク有り)
ウィンストンのダイブやフランカーのおとも
味方にウィンストンやフランカーがいる場合、敵陣へのダイブにD.Vaもおともしましょう。
ウィンストンのダイブは非常に高い場荒らし能力を持ちますが、火力がない&一時期流行り過ぎたため対策が浸透しており、なかなかキルをとれません。
D.Vaがいっしょに飛び込んで狙いをフォーカスし、火力を集中することで体力の少ないヒーラーなど後衛をキルすることができます。
特にウィンストンはお互いにバリアとディフェンスマトリックスで守り合うことでより長くいやがらせができ、生存率が上がる点も非常に相性がいいダイブ編成として機能します。
やられそうな味方を駆けつけ警護
例えば前衛のラインハルトが敵の猛攻を受けているときや、後衛ヒーラーが敵フランカーなどに襲われているときは駆けつけて救助するのもD.Vaの仕事です。
ミサイル&射撃を見舞って追い払うもよし、ディフェンスマトリックスで弾を消してリロードに追い込み、味方が逃げたり回復する時間を稼ぐもよし。
相手もキルはされたくないため、反撃に遭うと大抵逃げていきます。逃げないなら複数対1で囲んで袋たたきにしてやるまで。
繰り返しますが、D.Vaならメックがやられても中身が出るだけですぐキルにはならず、たとえキルをとられても戦線復帰が非常に早いヒーローです。
味方を助けるためには身代わりにもなる覚悟で突っ込んでいきましょう。
ウルト:自爆は空中からの不意打ちがベター
ウルトの自爆は不意打ちが基本的な使い方です。オーバーウォッチのマップはかなり優秀で実は各所に逃げ場があり、見えてる自爆はまずあたりません。
ブースト途中で発動すればロケット弾のように自爆メックだけを前方へ飛ばすことできるので、背後から飛ばしたり障害物越しに飛ばすのがオススメ。
乱戦中にいきなり後ろとか障害物の向こうから飛んでくるとビビります。しかも射出が視界に入っていないとどのあたりまでブーストで飛ぶのかがつかめないので逃げ場に迷います。
なお、距離が離れすぎると威力が落ちるので爆発点があまり上過ぎないように注意。少し離れた場所から斜め上に飛ばしてやるくらいがちょうどいいです。
なお、自爆はキルを取るために使うのが基本ではありますが、メックがやられて非常脱出する直前までウルト発動が受け付けられています。
これを利用し、メックやられる → 自爆発動 → すぐメックに乗る と新品のメックに乗り換えることが可能。その後ブーストやディフェンスマトリックスで時間稼ぎをしてやれます。
下ろされてもうまく立ち回ってもう一度メックに乗れれば相手は非常に時間を無駄にすることに。そんなこんなしている間に味方が駆けつけてくれれば、さらに時間を稼げたり。
特にコントロールルールで陣を取っているときはキルをとれずとも時間を稼ぐだけでもかなり有利になっていくので、そうした場合は時間稼ぎとして使うのも有り。
ほかにもキルは取れずともオーバータイムの敵追い出しにも使えます。が、オーバータイムでも自爆後戻れば間に合ったり盾で防がれてしまうことも多いので、やはり殺しにかかるつもりで使う方がオススメ。
ウルト:自爆はバリア注意
なお、自爆は威力は高いながらダメージは一度きりなため、ラインハルト、オリーサ、ウィンストンらのバリアで防がれてしまいがちです。
ザリアのグラビトンサージで敵を集めてもらってもバリアで防がれることも多々。ほかにも無敵アビリティ・移動アビリティで逃げられてしまったり。
バリア持ちがいる場合はバリアの耐久やCTを意識すること。もしくは自爆を飛ばしたあと、発動までに割れる状況で使うこと。
ハルトがチャージで敵後衛集団から離れたスキに後衛に向かって飛ばすのも非常に有効です。
D.Vaあえてラインハルトにチャージされる → ブースト自爆を敵後衛へお返しのパターンはよくみかけます。敵ヒーラーは「 ハルトォォォォオオオ!!! 」と怒りの悲鳴を上げてくれることでしょう。
自爆のウルト合わせとしてはソンブラのEMPやメイのブリザードと相性がよく、成功率がかなり上がります。
ソンブラとメイがいる場合は積極的に連携をとっていきましょう。
中身のハナちゃんも結構強い
D.Vaの中身であるハナちゃんも実は結構強いです。緊急脱出に追い込まれてもあきらめずに敵を殺しにかかりましょう。
ブラスターは弾速が少々遅めで即時弾着ではないので狙ってやるのは難しいですが、弾は全くぶれずにまっすぐ飛び距離減衰無しな上、弾が大きめなのでヘッドショットになりやすい特徴があります。
基本的には不利ですが、うまくやれば相手のアタッカーとタイマンで勝ててしまうこともありますし、遠距離で油断してボーっと突っ立ってる敵をキルできちゃうこともあります。
敵と近距離で立ち会った場合は常にジャンプと横移動を繰り返して動きを止めないこと。ヘルスは150と全キャラ中最低ですが、体が細く小さいので動き続ければ敵の攻撃は意外なほど当たりません。
敵ペイロードを使って反復横飛びやぐるぐるしてるだけで時間を稼げることもあります。
敵が近いときはとにかく動きを止めずに、敵の頭の高さめがけて弾をバラまいてやりましょう。
ただし、ラインハルトやゴリラ、ブリギッテなど範囲攻撃系の敵は天敵なので近づいてはいけません。ハナちゃんはただのエサです。
ブラスターの使い勝手がよくハナちゃんのままで戦い続けたくなることもありますが、ずっとハナちゃんのままではタンクが1枚落ちな上にいつまで経っても自爆が使えません。
敵タンク勢など体がデカいヤツを撃ってさっさとウルトゲージをためメックに乗るが吉。
リスポン地点が近い場合は死んでブーストで戻ってきた方が早いこともあります。敵にラインハルトにブラスターを防がれるなど時間がかかると判断した場合は飛び降り自殺かわざと撃たれてキルされるのも手です。
ただし、チャットを飛ばしながら自殺すると味方に無気力・トロール開始と勘違いされるリスクがあるので注意。
特に味方が全滅しD.Va一人になってもう戦況はひっくり返らない場合は、メックゲージが溜まっても乗らずに撃ってもらって死んだ方がいいことが多々。
味方のリスポンタイミングがずれるとタイムロスですし、敵に750ものウルトゲージを献上することになります。
コントロール防衛時など時間稼ぎが有意義なときもありますが、そうでないならさっさと死ぬのも勝つための手段です。
まとめ:D.Vaの基本的な使い方と立ち回り方
- 機動力と瞬間的なDSPの高さを利用しよう。
- 「 いま一番ヤバい場所 」に飛び込んで不利な戦局を作らない立ち回りを。
- ディフェンスマトリックスはマジでタンクとしての生命線。フル活用すべし。
- D.Vaは中身が生き残ればまたメックに乗れるし、キルされても戦線復帰が早い。
- 必要とあらば味方のために身代わりになって死のう。
- 中身単体も結構強くて使い勝手もいいが、キルされるリスクもあるうえ自爆が溜まらないので、生身ハナちゃんを酷使しないこと。
D.Vaは通常射撃であるショットガン連射の集団率が悪いため火力が低いですが、ミサイルを組み合わせたコンボにより瞬間的なDSPはかなりのもの。
そして高台処理、ファラ処理、前線から後衛を守りに駆け付ける……これらが全てができるヒーローは本当に限られているので、とにかく「 状況的にヤバい 」場所へ、身の犠牲をいとわず駆け付けましょう。