次のアップデート、ロールキューの実装や全ヒーローウルトコスト12%上昇などいろいろな情報が入りました。
そして同時にブリギッテに大幅調整が入ることに。ハッキリいってキャラの方向性が変わるレベルの変更です。
これにより、数々のナーフでやっとのことでオリ豚メタに押されてきたGOATsにようやくトドメが刺される事態になるかもしれません。
ブリギッテの調整・変更点まとめ
まずは発表されたブリギッテの変更内容をざっくりまとめ。
- 回復強化
- インスパイアの回復量上昇(100 → 130)
- 自己回復弱体化
- インスパイアによる自己回復量が半分程度に減少
- 回復強化
- リペアパックがストック制に(1個 → 3個)
- 回復弱体化
- リペアパックの回復量が減少&即時回復 → 2秒間回復
- 盾弱体化
- シールド耐久値が500 → 200
- バッシュ弱体化
- シールドバッシュのスタン時間が0.9秒から0.75に短縮
- ウィップ強化
- ウィップ・ショットの発動(フレイルの往復)時間短縮
- ウルト弱体化
- ウルトコスト10%増
強化:インスパイアの回復量が計130へ
インスパイアの回復量が100から130へ上昇。
これまでは敵をフレイルで殴ってインスパイアが発動すると、秒間約16.6×6秒=計100回復でした。
この回復量が計130回復に強化。インスパイアの発動時間には言及がないので、同じく6秒発動なら秒間回復量は5上がって約21.6にアップすることになります。
弱体化:ブリギッテ自身の自己回復量は半分に
インスパイア自体の回復量は増えましたが、ブリギッテへの適用が半分程度となりました。
実際に試したところ66回復。6秒かけての回復なので、秒換算で約11程度。
回復量としてはかなり心もとないので、味方からの回復が重要になります。
強化:リペア・パックが3個ストック制に
リペアパックが3個ストック制になりました。
ジャンクラットのコンカッション・マインやシンメトラのセントリータレットと同様、時間で数が回復し、ストックされるパターンです。
いままでは1個投げてはCTだったため複数人回復できなかったのが、ストックしておくことで状況に応じて複数の味方に振り分けて回復することが可能になりました。
弱体化:リペア・パックの回復量&回復速度ダウン
リペア・パックの回復量が150から120に減少。
また、回復速度が即時回復から2秒かけての回復に仕様変更になりました。リペア・パックで回復中の味方に再度投げた場合、2秒延長する形になります。
個数が3個に増えたので回復量自体は増えていますが、即時ではなくなったため回復が間に合わずキルされるリスクが出てきています。
弱体化:シールドの耐久値大幅減少
もうひとつ、高い生存性を担ってきたシールドの耐久値が500から200に大幅減少されました。
インスパイアの自己回復量減少にくわえてシールドの耐久値減少により、生存性がかなり下がっています。
なお、盾が割れている状況ではアビリティのシールド・バッシュも出せなくなります。
弱体化:シールドバッシュのスタン時間短縮。
スタンの効果時間が0.9秒から0.75に短縮。
シールドバッシュは特にフランカーの足止めに使えましたが、今後はキルまでもっていけず取り逃がす場面が増えそう。
強化:ウィップ・ショットのスピードアップ
フレイルを前へ投げ、当てた敵を後ろへノックバックさせるウィップ・ショットが強化。
発動した際の射出速度が60から80にスピードアップ。格納時間も0.6秒から0.3秒に短縮されました。
ウィップ・ショット発動中は盾を構えられないためブリギッテ自身が無防備になり攻撃を受けるリスクがありましたが、速度が速まったことで被弾リスクが軽減されています。
ウィップ・ショットはブリギッテにとってはもっともリーチの長い攻撃で、インスパイアを発動させる手段としても優秀だったので、これは嬉しい強化。
弱体化:ウルトコスト10%増
ウルトコストが従来の10%増となります。
同タイミングでのアップデート内容として全ヒーローのウルトコスト13%増が明言されています。ブリギッテはこの13%にくわえ個別にさらに10%増。
本人の生存性弱体化もあいまって、いままでに比べるとウルトゲージを溜めるのに苦労することになりそうです。
ブリギッテ、ただの「 ヒーラー 」へ転身
これまでのブリギッテは自身と味方を回復するヒーラーの役割を果たしつつ、前線に出て敵の攻撃を受けるサブタンクのような役割を担っていました。
それだけでなく、シールド・バッシュによるスタンとフレイルによる範囲攻撃も強力で、DPSとして敵にダメージを与える役割も。特にGOATsにおいては貴重な火力源です。
もはやただの調整とはいえないような大幅な仕様変更により、こうした前線に立つタンク・DPSとしてのキャラクター性からヒーラーとしての側面が強くなっています。
生存性低下&回復量増加でサブタンク引退
いままでは盾とインスパイアの常時回復による打たれ強さにものをいわせ、ぐいぐい前に出て敵をぶん殴ることもできました。
しかし今回の調整で自身のインスパイア回復量&盾のバリア耐久値が半分以下に減少で生存性能が大幅低下。ゴリ押しではキルされてしまうリスクが高まりました。
特にインスパイアによる自己回復量が各段に下がっているため、より味方ヒーラーに回復してもらうことを意識した立ち回りが必要になります。
またストック制になり連射できるようになったのはいいものの、リペア・パックが即時回復ではなくなったのも大きな変更点。
特に影響が大きいのが即時回復ではなくなった点。いままではピンチになってからでも投げれさえすれば急場をしのぐことはができました。、今後は即時ではなく2秒かけて回復となり、回復が間に合わずキルされるリスクが高まっています。
早め早めに投げられるよう、視野を広くとって味方をよく見ておく必要があります。自分の体力の限界まで敵と殴り合ってる場合じゃないのです。
本人の生存性能の低下、そして味方への回復供給能力が向上しつつも即時回復手段がなくなった点。いままで通り前に出るにしてもより慎重な立ち回りが求められることになります。
ロールキュー実装による影響も大きい?
今回の調整ももちろん、これまで何度もなされた弱体化と同様、GOATs構成撲滅の流れも多少なりとも汲んでいるのでしょう。
が、もうすでにOWLを含むプロシーンのなかでもメタ編成はオリ豚に変わってきており、GOATs構成は一時の勢いを失っています。いまさら感。
で、実はロールキュー実装がブリギッテ大幅調整に影響を与えたのではないかと推測します。
ロールキューは試合開始時に自身が使いたいロール(タンク / オフェンス / サポート)を選んでおき、試合開始後にはキュー時に選んだロールからヒーローをピックするシステム。今回のブリギッテ大幅調整と同時に実装される予定になっています。
恐らく、サポートロールだけれどサブタンクとしての色合いが強く、ヒーラーとしての存在感が薄いブリギッテはロールキューシステムにとってはひとつの障がいになりかねないから、よりヒーラー寄りに調整したのでは、と推測します。
そういう意味では、DPSだけどサブタンク的な立ち回りができるメイはどうなの?って気もしますが……
まとめ:ブリギッテがただのヒーラーに? 調整・変更点まとめ
- ブリギッテがアップデートにより大幅変更に近い調整が入る予定。
- 本人の生存性能が下がり回復能力が上がることで、サブタンクからヒーラーとしてのキャラ性が色濃く。
- GOATs撲滅の思惑だけでなく、ロールキュー実装に際してサポートロールであることをハッキリさせるため?
回復能力でなくシールド・バッシュ弱体化とウィップ・ショット強化もサブタンクからヒーラーへの転向に向けての施策でしょう。シールド・バッシュで攻めるよりウィップ・ショットで敵を遠ざける立ち回りを優先させたいものと思われます。
ブリギッテにとってはもっとも射程の長い攻撃手段であるウィップ・ショットでもインスパイアは発動するので、その点でもやはりヒーラーとしての立ち回りを優先させたいBlizzardの思惑が透けて見えます。
シールド・バッシュは攻めるためのものではなく、単純に敵に襲われたときの時間稼ぎになりそうですね。あとは敵ラインハルトのチャージから味方を守るために使う程度になりそう。