オーバーウォッチ随一の癒し系キャラ、ロードホッグ。
キュートでコミカルな雰囲気&ぼよぼよのお腹に昼寝したくなる癒し系ヒーローですが、キャラ特性と使い方をしっかり理解して立ち回ることで相手にニュータイプ並の圧をかけられるワイルドなヒーローです。
今回は、そんなロードホッグの立ち回りと使い方を解説します。
ロードホッグの立ち回り基本解説
ロードホッグはタンクロールに属するヒーローです。
メインの攻撃手段は拡散率の高いショットガンを撃つメイン射撃と、一定距離を飛んでから拡散する中距離用のショットガンの2種類。
アビリティはウルトを含め下記三種。
- テイク・ア・ブリーザー:自己回復
- チェイン・フック:フックで敵を引き寄せる
- ウルト ホール・ホッグ:敵を後方へ吹き飛ばすショットガン連射
テイク・ア・ブリーザーはロードホッグ自身の体力を急速に300回復するアビリティ。アビリティ発動中は移動以外の行動が制限されますが、敵からの攻撃のダメージを減らす効果があります。
身体が大きく狙われがちなロードホッグにとっては生命線ともいえるアビリティです。
また、チェイン・フックは投げたフックで遠くにいる敵を目の前まで引き寄せることができます。ウルトはノックバック効果のある鉄くずを撃ちまくるホール・ホッグ(アビリティの使い方について詳しくは後述)。
近~中距離で強く、自己回復持ちなのでやられにくいのが特徴。多少立ち回りが難しいですが、しぶとく生き残ることができるため個人的にはFPS初心者にもオススメです。
ロードホッグは被弾面積が広いのにバリアなど身を守る手段がな点に注意が必要。
テイク・ア・ブリーザーの回復&ダメージ軽減効果によりしぶとく生き残ることはできますが、その間好き放題撃たれると敵にウルトゲージを献上することになります。
敵にとっての「 ウルトタンク 」にならないよう、建物を使って身を隠すなどダメージを受けにくい立ち回りの工夫が必要です。
また、味方が全滅したときなどは無駄に自己回復すると敵にウルトゲージを与えてしまいます。リスポンも遅くなりいいことはないので、無駄粘りはしない方が得策。
メイン射撃とサブ射撃の使い分け方
- 敵と密着するくらい近いときはメイン射撃。
- ある程度距離があるならサブ射撃。
- サブ射撃のちょうど拡散する距離で当てると高火力になる。
ロードホッグといえば、相手を引き寄せてから一撃で即死させるチェイン・フックが最大の武器。
しかし、まず2種類ある射撃の特徴を知り、使い分けることができないとせっかくのフックが無駄になります。
ロードホッグのメイン射撃は弾が拡散するショットガン系ですが、サブ射撃はスクラップの塊が一定距離を飛んでから拡散する少し特殊な射撃をすることができます。
例えるならメイン射撃はガンダムゲームのエゥーゴ VS ティターンズで出てきた百式のクレイバズーカ(実質ショットガン)で、サブ射撃はガンダムMk-Ⅱの拡散バズーカ。この例え、おっさんならわかりやすいはず。
慣れるまでは細かいことは考えず、「 敵が遠い時はサブ射撃 」「 密着くらい近い時はメイン射撃 」と使い分けましょう。
立ち位置の調節は、使っているうちにサブ射撃が拡散するまでの距離が体に染みついてきて自然とできるようになってくるはずです。
実はロードホッグのサブ射撃はヘルス値の少ないのキャラなら遠距離から一撃キルできるポテンシャルを持った強い武器です。
これはあくまでも理論値ですが、サブ射撃を敵の目の前で拡散させることができれば1発で150ダメージを出すことが可能。
ヘッドショット判定も入ってくるので、さらに高いダメージも期待できます。やりようによってはロードホッグにとっては最悪の相手であるリーパーを近づけることなくキルできます。
サブ射撃の距離を体に染みこませて、うっかりウロチョロしているトレーサーを一撃で葬り去ってやりましょう。
フックを使えない豚はただのチャーシュー
ロードホッグといえばコレ、問答無用で敵を目の前に引き寄せるチェイン・フック!
豚使いでこれが使えなきゃただのチャーシュー野郎です。
やることはシンプルながらかなり奥の深いアビリティ。使い方にもいくつかのパターンがありますが、主なのが下記。
- フック → 追撃で一撃必殺、即死キル狙い
- 引っ張って落とす環境キル狙い
- スタン効果で敵の行動・動きを止める
- あえて使わずプレッシャーをかける
詳しく解説します。
一撃必殺、即死キルをねらう
一番オーソドックスな使い方は、フックで敵を引き寄せて射撃しキルを狙うこと。
体力の低いヒーラーやDPS系のキャラはもちろん、戦闘でダメージを負って逃げようとしている敵など、ねらえるキャラは状況によってさまざま。
のコンボで倒しきれる相手がいたら積極的にフックを投げていきましょう。倒しきれずとも、フックで引き寄せて密着しているのでお互い離れつつでももう一発は当てられます。
フック=死ってほど大抵はこれでキルできます。できずとも深手を負わせることできるので積極的に狙いたいところ。
また、乱戦になって誰にフックが当たるかわからないような状態になってしまったら、「ヒーラーに当たりますように!」と運に任せて投げる(通称:おみくじフック)のもアリと言えばアリ。
その場合、リーパーなどハズレを引いて大参事にならないように全力で祈ってください。
フックを引っかけたあと、ロードホッグの硬直が解けてから少しだけ前に歩いて距離を詰めることで、与えるダメージを増やすことができるテクニックもあります。
これが完ぺきだと体力250までが一撃必殺の範囲に入るので、練習してみるのもいいかもしれません。
ただし、前に歩きすぎると相手の硬直が解けて、移動や無敵になるアビリティで逃げられてしまうので注意。
(ちなみにこのテクニック、筆者の成功率は30%程度です)
引っ張って落とす環境キルねらう
フックで落下キルはロードホッグのロマン。フックは射撃コンボ以外にも、フックの引き寄せ効果で環境キルをねらえる場所が多数あります。
シンプルに崖のキワに立ってフックで敵を引っ張るだけ。引っ張られた敵は地面がないため奈落の底にアアアアアァアアァァァ!
また、ただ敵を目の前に引っ張るだけでなく、フックを引っかけたあとに横を向くと、左右45度くらいまでなら向きを横にずらして引っ張ることができます。
これを利用して自分の目の前だけではなく、横にある崖や穴に敵を落とすことも可能。簡単なのでぜひ習得しておきたいテクニックです。
特にILIOSのLIGHT HOUSEやWELLでは敵の進行ルートを1つ潰せるくらい強力に作用。環境キルができるポジションに居座って「 圧 」をかけていきましょう。
スタン効果としての運用
ロードホッグのフックには、キャスディ(旧マクリー)のフラッシュバンやブリギッテのシールドバッシュと同じく相手をスタンさせる効果があります。
そのため、敵が発動したウルトを妨害したり、敵ラインハルトのチャージを止めるなど味方を守る面でも大活躍。
フックを使って自分でキルを取るばかりではなく、ヒーラーのように味方の状況にも気を配れると、チームが負ける要因をひとつひとつ潰すことができます。
バリアがなくても味方は守れる。ロードホッグのタンクとしての面目躍如です。
そのほか、味方がフォーカスしている敵にフックを投げて動きを止め、ねらいやすくしてあげることで瞬間火力を上げる運用も可能(その点ではフック速度が上がったのは残念)。
伝家の宝刀、抜かずに見せるだけ
ある程度「 オーバーウォッチ 」に慣れたプレイヤーが相手なら、ロードホッグのフックの怖さは身に染みて警戒してきます。
その認識を逆手にとって、あえてフックを投げないことでプレッシャーをかけ続けるのも作戦の1つです。
例えば、お互いにラインハルトの盾割り合戦をしている時、こちらにフックを温存したロードホッグがいると相手のラインハルトは盾を解除できず、ファイアストライクを撃つことができなくなります。
「 盾を解除したらフックが飛んでくる 」と意識しているわけです。しかしファイアストライクはラインハルトにとってウルトゲージを溜める最大の手段。
これで敵味方のラインハルトのウルト回転に差がつき、試合を有利に運べるわけです。迂闊に盾下げたらフックで引っ張ってみんなでボコるといいよ。
ほかにも、ダメージを受けた敵のタンクを少し早めに下がらせたり、フックの届く高所を有利ポジションではなく即死ポジションにしたりと、「 フックが飛んでくる可能性 」をちらつかせることで相手の行動をコントロールできる場面は意外とたくさんあります。
いろいろな場面でプレッシャーをかけるプレイスタイルを試してみてください。
ロードホッグ同士の同キャラ戦ではフック後出しが有利
ロードホッグ同士の戦いでは基本的に先にフックを投げたほうが負けます。
「 Aフック → A射撃 → B射撃 → Bフック → B射撃 」とあとからフックを投げる側のほうが連続で接射する権利が与えられるため。
なので、フックからのコンボで確殺できる体力になるまではフックを温存して戦うことをオススメします。
もちろん、味方の援護が得られる場合や敵ロードホッグをコチラ側へ引っ張ってくる明確なメリットがあれば先出しでも構いませんが、タイマンではやめておいた方が無難です。
本来ホッグ同士はかなり不毛な戦いになりがちなので、できる豚なら避けたいのが本音。それでも相手が付きまとってくるようなら、キッチリ格付けしてやりましょう。
ウルト ホール・ホッグの使い方
ロードホッグのウルト「 ホール・ホッグ 」は数値上の威力こそ高火力ですが、射出する弾がかなり散らばるクセの強いもの。
しかも弾に当たった敵はノックバック効果で後方へ吹き飛ぶため、安定して当ててダメージを与えるのが難しいウルトです。
基本的になにかと合わせて使うことはなく、自分の好きなタイミングで使うウルトと考えてOK。
敵と距離を取りたい時や、角や壁を背にした敵をノックバックでハメられそうな時、あと少しで倒しきれるのに弾切れを起こした時などに補助として使うといいでしょう。
敵の向こうに崖など落下ポイントがあればまとめて突き落とすのにも使えます。引っ張ったり吹き飛ばしたり忙しい豚だまったく。
強いていえばザリアのウルト グラビトンサージと合わせることで直接キルも狙えますが、グラビトンサージに合わせられるウルトはほかにも多いので、ほかに合わせられそうなヒーローがいれば強いてロードホッグが合わせずとも大丈夫。
また、バリアがノックバックも防ぐ性質を逆に利用し、敵の盾に全弾を当てて盾割りに利用する使い方もオススメ。
ちゃんと射撃を当て、テイク・ア・ブリーザーで回復していればウルトゲージはグングン貯まります。温存せず、ピンと来たタイミングで適当にぶっぱしてオッケーです。
ただし、ウルト ホール・ホッグは死と隣り合わせである点に注意。
ロードホッグの死因第1位は「 ウルト発動中に調子に乗ったから(当社調べ) 」です。
ちなみに2位と3位は「 調子に乗ってウルト発動したから 」「 ウルト発動したから 」。
ホール・ホッグは一度発動したら終わるまで強制的に撃ち続け、途中で止めることができません。
射程が短い&ねらった相手に当てることが難しい特性も相まって、安全圏にいるスナイパーやヒットスキャン系のDPSなどから、ゆっくり確実にねらい撃ちされます。
ロードホッグの生命線であるフックも自己回復も不可。セルフ断食です。
ロードホッグの立ち回りと使い方【ブヒブヒいくぜ!】
- 拡散までの距離を体に染みこませて、2種類の射撃を使い分けよう。
- フックはさまざまな使い方が可能なので、状況に合わせた判断を。
- 不利キャラには一方的にやられる。引くなよ、絶対引くなよ!
- 真面目に、アンチ相手はガン無視するかキャラ変えの勇気が必要。